『スパイダーマン3』トファー・グレイス、『ノー・ウェイ・ホーム』出演の可能性に言及

 どんな過去作品のキャラクターが登場するのか、毎日ファンの間で推測と論争が繰り広げられている『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』。『アメイジング・スパイダーマン』シリーズでお馴染みのアンドリュー・ガーフィールドは、連日のように出演を否定していて話題になっているが、まだこの話の中に登場していなかったのが『スパイダーマン3』にエディ・ブロック・ジュニアことヴェノム役で出演したトファー・グレイスである。そしてついにRedditのAMA(Ask Me Anything)セッションで、彼は『NWH』への出演の可能性を尋ねられると、ユーモア満載で以下のように答えた。

「ここだけの話にしてください、はい、僕は出演しています。あらすじはこうです。全世界に正体を知られ非難を浴びるピーター・パーカー(トム・ホランド)から物語は始まり、そこに別次元からドクター・ストレンジとドクター・オクトパス(アルフレッド・モリーナ)が彼の次元にやってくる。そしてエレクトロとグリーン・ゴブリンもエネルギーの輪っかみたいなやつから出てくると、みんなで「蜘蛛を踏み潰す時間だ!」ってなって。そしてトム・ハーディと僕も輪っかから出てきて、戦い合い、僕が勝つ(当たり前です)。もはや戦いにもならず、僕がすぐに彼を倒しちゃうんです。あまり詳細には話せませんが、70年代のオリジナルの『スパイダーマン』の番組からの俳優も出演したり、『アクアマン』と『バットマン』(キートンじゃなくてアフレックの方)とのクロスオーバーもあります。どれもディズニーが『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』で出したハン・ソロの幽霊や『ウォーリー』のイヴに感謝ですね。改めて言いますが、ここだけの話にしておいてくださいよ」

 さすがは『ザット'70sショー』で主演を務めたグレイス。彼の演じたエリック・フォアマンという、『スター・ウォーズ』大好きなSFマニアのナード感が前面に出てきてしまって、もはや何を言っているのかさっぱりわからない。しかし、確かにグリーン・ゴブリンやドクター・オクトパスの登場はトム・ホランド版スパイディが、サム・ライミ版のヴィランと対峙することを意味し、グレイスの演じたヴェノムがそこに加わることも自然である。しかも、そうすることでシリーズ最低の評価を受けてしまった『スパイダーマン3』と、トム・ハーディと比べられてばかりのグレイス版ヴェノムへの贖罪にもなるだろう。冗談にしか聞こえないが、案外あるかもしれないこの彼のアイデアが活かされているかどうか、その真相は12月17日の全米公開日に明らかになる。

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