『TOKYO MER』喜多見&高輪の回想シーンゼロ 仲里依紗に聞く、元夫婦の関係性

最後は高輪先生が喜多見先生に“お返し”

ーー高輪先生を演じて、成長できていると感じたことや新たな気づきはありましたか?

仲:皆さんに普段の私やこれまでとは違った役柄を見せられてよかったなと思います。それと、セリフが難しすぎてアドリブが効かないので、これまでは一度、自分の中に入れてから出すという方法でやっていましたが、頭に叩き込んで活字をそのまま出すというやり方に変えたんです。改めて、セリフの発し方も勉強になりました。

ーーその上で演技もするのは難しそうですね。

仲:最終回の最後まで、ほとんど普通のようなお芝居がなかったので難しかったです。でも、難しい言葉を言えたときに、自分が本当にお医者さんになったように感じるので、楽しさもありました。

ーー医者役を演じることに対しては、不安よりも楽しさの方が大きかったですか?

仲:楽しんでやった方が、楽しく映るかなと思っています。最初は、“私が医者なんて大丈夫かな?”と不安でしたが、やっているとその中で楽しさを見つけて、頑張ってやってみようという気持ちになります。完成したものを観て、素敵な作品に出られてよかったなと思えるし、“高輪先生素敵に見えてるじゃん!”とモチベーションを上げられたから、楽しく演じられたのかなと思います。

ーーTOKYO MERの主要メンバーは名字が東京の地名となっていますが、仲さんは高輪という地名とキャラクターの関係性について、どうお考えですか?

仲:品があるという感じですかね(笑)? 一人だけ手術着以外の普段の格好は私服に白衣なので、他の医師たちとは違いますね。いつもきれいな格好をしていて、アクセサリーとかもさりげない大人感を出しているところ、でしょうか(笑)。

ーー改めて仲さんの思う本作の魅力と、最終話の見どころを教えてください。

仲:家族みんなで観られる、映画のようなクオリティの作品です。毎話、ドラマの冒頭から事件が起こるので、そこから目が離せなくなってどんどん引き込まれて、何かやりながら観ていても絶対集中して観てしまうと思います。第10話のラストで衝撃的なことが起こって、最終話はどうなるの? と思われている方が多いと思いますが、最終話は喜多見先生と高輪先生の支え合いが見どころになります。第4話では高輪先生が喜多見先生に背中を押されているので、最後は高輪先生が喜多見先生にどんなお返しをするのか、楽しみに最後を見届けていただきたいです。

■放送情報
日曜劇場『TOKYO MER~走る緊急救命室~』
TBS系にて、毎週日曜21:00〜21:54放送
出演:鈴木亮平、賀来賢人、中条あやみ、要潤、小手伸也、 佐野勇斗、佐藤栞里、フォンチー、佐藤寛太、菜々緒、鶴見辰吾、橋本さとし、渡辺真起子、仲里依紗、石田ゆり子
脚本:黒岩勉
プロデューサー:武藤淳、渡辺良介、八木亜未
演出:松木彩、平野俊一
製作:TBS
(c)TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/TokyoMER_tbs/
公式Twitter:@tokyo_mer_tbs

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