駿河太郎、男が惚れる男として『ハコヅメ』登場 ムロツヨシの今までにないシリアスさも

 『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』(日本テレビ系)第6話では、藤(戸田恵梨香)の同期である桜しおり(徳永えり)が初登場する。

 第5話でサプライズ登場となった桃木(臼田あさ美)、松島(大西礼芳)に続いての桜の登場。藤を含めた同期での集合写真という形で何度も映し出されてはいたが、動く姿はこれが初となる。とは言っても、その姿はほんの数秒。藤の回想で、ベッドに横になっている桜が「私、聖子ちゃんとは違うから。もうほっといて」と藤につぶやくシーン。もう一つが、車椅子に乗った桜がリハビリをしている様子を藤が見守るラストである。

 ここでキーマンとなっているのが川合(永野芽郁)の存在だ。藤に桜のことを想起させるのは、川合の「藤さんとは違うんです。もうほっといてください」という言葉がトリガーになっている。伊賀崎(ムロツヨシ)だけでなく、桃木と松島もまた川合と桜の雰囲気が似てると話していたのを思い出す。

 そして、今回起きるのが車から子供を守ろうとした川合が轢かれそうになる人身事故である。不幸中の幸いで川合は軽傷で済んだものの、藤と伊賀崎は血相を変えてドライバーを厳しく注意する。特にムロツヨシは『ハコヅメ』ではまだ見せたことのなかったシリアスな演技だ。その後は、信頼する源(三浦翔平)の前で藤が泣き顔を見せる場面へと繋がっていく。桜に何があったかはそれとなく示されており、「私は藤さんと積み上げてきたペアの絆が断ち切られるような気がしてしまったのです」という川合のモノローグはこれからの波乱の展開を予感させる。

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