場地圭介×羽宮一虎×松野千冬 『東京リベンジャーズ』血のハロウィン編の重要キャラを解説
『東京卍リベンジャーズ』が、メディアミックス含め全方面で絶好調だ。原作漫画は累計部数3000万部を突破し、7月9日に公開された実写映画版は初週1位を記録。そして、第2クールに突入したアニメも新展開、新キャラクターを迎え、ますます目が離せない。
愛美愛主(メビウス)との8.3抗争の中で無事にドラケンを守り切り、未来を変えられたと考えていた花垣武道(タケミチ)。現代で存命のヒナタに再会することができたものの、今度は目の前でヒナタを殺されてしまう。事件の糸を引いているのが稀咲鉄太という男であることを突き止めたタケミチは、すべてを解決するために自分が東京卍會のトップになることを決意する。
だが、再び過去に戻った矢先、マイキーが稀咲を新たな参番隊隊長に任命。タケミチが稀咲の加入に反対すると、交換条件として、東京卍會からの離脱を宣言した壱番隊隊長・場地圭介を連れ戻すよう指示を受ける。なんとか場地を説得しようと考えるタケミチの前に、羽宮一虎という人物が訪ねてきて――。
ここから展開されるのは、『東京卍リベンジャーズ』の大きな転換点でもある、東京卍會と芭流覇羅の抗争を描いた「血のハロウィン編」だ。第3弾PVも公開されており、期待も高まるところだが、今回の物語の中心となってくるのが、場地、羽宮一虎、そして松野千冬という3人の人物だ。
場地圭介は鋭い目つきをしており、戦闘時に結い上げる黒のロングヘアがトレードマーク。腹が減って車に火をつけたこともあるという、見るからに血の気の多い男だ。佐野万次郎(マイキー)の幼なじみでもあり、6人にいる東京卍會の創設メンバーの1人でもある。場地がきちんと取り上げられるのは今回の「血のハロウィン編」が初だが、実は8.3抗争での愛美愛主との全面戦争の際、既にその腕っぷしを披露するシーンがあるので、気になる方はぜひ見返してみるといいだろう。水中雅章の荒々しく力強い演技による場地の存在感が、改めて目に入ってくるはずだ。
羽宮一虎は、作中でもイケメンと言われる甘いマスクの持ち主で、ふるまいも一見人懐こい。だが、芭流覇羅のNo.3である一虎は、信頼する後輩の脚を平然と折るなど、凶暴さを孕んだ人物でもある。実は場地と同じく東京卍會の創設メンバーだったが、とある事件を起こして少年院に入っており、その事件をきっかけにマイキーを強く憎むようになった。優しい声色の持ち主である土岐隼一が演じており、物腰柔らかな中にちらつく一虎の狂気の片鱗がすでにちらついている。