すずとベル、本編では実現しない2ショットが 『竜とそばかすの姫』第3弾ポスター公開

 細田守監督最新作『竜とそばかすの姫』の第3弾ポスターが公開された。

 本作は、母親の死により心に大きな傷を抱えた主人公が、“もうひとつの現実”と呼ばれる50億人が集うインターネット上の仮想世界「U(ユー)」で大切な存在を見つけ、悩み葛藤しながらも懸命に未来へ歩いていこうとする物語。

 主人公すず/ベル役の二役を演じ、さらに作品の要とも言える「歌」を担う大役に抜擢されたのは、ミュージシャンの中村佳穂。その同級生役に成田凌、染谷将太、玉城ティナ、幾田りら、すずを見守る合唱隊メンバーに森山良子、清水ミチコ、岩崎良美、中尾幸世、坂本冬美、父親役として役所広司、さらに「竜」役として佐藤健が名を連ねた。

 音楽面では、岩崎太整、Ludvig Forssell、坂東祐大ら複数のミュージシャンが集結。メインテーマを、ロックバンド・King Gnuの常田大希が率いるクリエイター集団・millennium paradeが担当した。

 7月15日には、カンヌ国際映画祭オフィシャル・セレクションとなる「カンヌ・プルミエール」部門に選出されワールドプレミア上映を実施。翌日16日からは日本全国416館(うち、IMAX38館含む)で公開され、7月18日までの公開3日間での興行成績は、動員数60万人、8.9億円を超え、歴代の細田監督作品史上最大のヒットとなるスタートを切った。

 公開されたポスタービジュアルには、夏らしい入道雲が浮かぶ青空の下で、主人公のすずとベルが笑顔で歌う姿が切り取られている。「すずとベル、2人を青空の下で歌わせてあげたかった……!」という細田監督の想いの元、制作されたビジュアルとなり、細田監督自らがデザイン、作画をかねてより細田作品に欠かせないレジェンドスタッフ青山浩行と山下高明が担当した。

 本編では実現しない2ショットとなり、現実パートの作画監督・青山が「すず」を、CG作画監督・山下が「ベル」をそれぞれ描き、現実と仮想世界を超越したビジュアルとなった。また、今までキャストクレジットの名前部分が「???」となっていた竜役の箇所には、「佐藤健」の名前も明記されている。

■公開情報
『竜とそばかすの姫』
全国公開中
監督・脚本・原作:細田守
声の出演:中村佳穂、成田凌、染谷将太、玉城ティナ、幾田りら、森川智之、津田健次郎、小山茉美、宮野真守、役所広司、佐藤健ほか
企画・制作:スタジオ地図
製作幹事:スタジオ地図有限責任事業組合(LLP)・日本テレビ放送網共同幹事
配給:東宝
(c)2021 スタジオ地図
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