志田彩良が鈴鹿央士との会話をきっかけに記憶を思い出す 『かそけきサンカヨウ』予告編

 志田彩良主演映画『かそけきサンカヨウ』の予告編が公開された。

 芸能事務所・テンカラットの設立25周年企画第2弾として製作された本作は、窪美澄の短編集『水やりはいつも深夜だけど』(角川文庫刊)所収の『かそけきサンカヨウ』を映画化するもの。家庭環境のせいで早く大人にならざるを得なかった高校生・陽の葛藤と成⻑を描く。

 窪の短編集から自ら映画化を希望した今泉力哉が監督を務め、『ドラゴン桜』(TBS系)、『ゆるキャン△2』(テレビ東京ほか)の志田が主人公・国木田陽を演じる。『ひかりのたび』以来の主演映画となる志田は、今泉監督作品には、『パンとバスと2度目のハツコイ』『mellow』に続く出演となる。また、陽をやさしく見守る父親役を井浦新が、陽の淡い恋の相手となる同級生・陸役を鈴鹿央士が務める。

『かそけきサンカヨウ』予告

 公開された予告編は、主人公の陽が「自分史上一番古い記憶って何か覚えてる?」という同級生の陸との会話をきっかけに、母親と過ごした幼い頃の記憶を思い出すシーンから始まる。母親不在の父との静かな暮らしに満足していた陽だったが、父から「恋人ができた。その人と結婚しようと思う」と唐突に打ち明けられ、陽の生活は一変。新しい母親と連れ子の幼い妹が家族に加わり、陽は一人宙ぶらりんな気持ちを抱えていた。そしてそんな陽の抱えていた感情がついに爆発。父親や新しい母親、友人たち、それぞれが胸の内に悩みや想いを抱えながら、周囲との関係性を築き上げ“淡く強く大人になる”陽の様子が、崎山蒼志が書き下ろした主題歌「幽けき」にのせて、切り取られている。

 あわせて公開されたキービジュアルでは、陽と父の直が一緒に過ごす穏やかな父娘の時間が切り取られている。

■公開情報
『かそけきサンカヨウ』
10月15日(金)より全国公開
監督:今泉力哉
脚本:澤井香織、今泉力哉
出演:志田彩良、鈴鹿央士、中井友望、鎌田らい樹、遠藤雄斗、石川恋、鈴木咲、古屋隆太、芹澤興人、海沼未羽、鷺坂陽菜、和宥、辻凪子、佐藤凛月、菊池亜希子、梅沢昌代、西田尚美、石田ひかり、井浦新
原作:窪美澄『水やりはいつも深夜だけど』(角川文庫刊)所収『かそけきサンカヨウ』
配給:イオンエンターテイメント
(c)2020 映画「かそけきサンカヨウ」製作委員会

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