『モータルコンバット』メイキング写真到着 監督が原作へのリスペクトを明かす

 6月18日に公開される映画『モータルコンバット』のメイキング写真が公開された。

 世界的な人気ゲームの映画化作品である『モータルコンバット』には、映画、テレビ、格闘技と様々な分野で活躍する世界各国のキャストたちが集結。スコーピオン/ハサシ・ハンゾウ役の真田広之、ライデン役の浅野忠信のほか、コール・ヤング役にルイス・タン、ソニア・ブレイド役にジェシカ・マクナミー、カノウ役にジョシュ・ローソンが集結。さらに、ジャックス役でメッカド・ブルックス、リュウ・カン役でルディ・リン、シャン・ツン役でチン・ハン、サブ・ゼロ/ビ・ハン役でジョー・タスリム、クン・ラオ役でマックス・ファン、ミレーナ役でシシィ・ストリンガー、エミリー・ヤング役でマチルダ・キンバー、アリソン・ヤング役でローラ・ブレントがキャストに名を連ねている。

 本作のメガホンを取ったのは、これまでに『CALL OF DUTY』や『HALO』などプレイステーションのゲームからサムスン、日産、Netflixといった一流のクライアントや商品の広告を手がけてきたサイモン・マッコイド。本作で長編監督デビューを果たしたマッコイド監督は、「ファン層を気にしていたし、原作に敬意を払いたいと常に話していた。またファンを尊重し、ファンのためにこの作品を高めたいと思った。高められた映画のなかで、愛されるキャラクターを見せたかった」と、原作のファンをも納得させるキャラクターを描きたかったと話す。

 さらに、ハサシ・ハンゾウ/スコーピオン、ビ・ハン/サブ・ゼロ、ジャックス、ソニア・ブレイド、リュウ・カン、ライデンなど原作ゲームで人気のキャラクターたちが数多く登場することについて、マッコイド監督は「それぞれのキャラクターにとって適切なやり方で彼らを登場させ、ストーリーの中に彼らを連れていきたかった。そして、あるキャラクターが他のキャラクターよりスクリーンに登場する時間が多すぎないように気をつけた」と、劇中に登場するキャラクターへのリスペクトも語る。

 公開されたメイキング写真からは、原作へのリスペクト、キャラクターへの愛を持ったマッコイド監督の丁寧な演出、コミュニケーションが垣間見える。またマッコイド監督は「それぞれのキャラクターにおいて、映画の中の彼らの役がとても適切で、(そこに)彼らが存在する上でとてもしっかりとした理由があるようにするんだ」と語り、各キャラクターが“モータルコンバット”に挑む理由や動機を丁寧に描いたと話した。

 そして、実写化にあたり、マッコイド監督は新しくコール・ヤングというキャラクターを登場させたことについても「彼が僕らをその世界に連れていくんだ。彼は観客の目になって、目の前のストーリーを進んでいく上で、僕らを手助けしてくれる」と世界観を知らない人たちへの配慮も明かした。

■公開情報
『モータルコンバット』
6月18日(金)全国ロードショー
出演:ルイス・タン、真田広之、浅野忠信、ジョー・タスリム
監督:サイモン・マッコイド
製作:ジェームズ・ワン、トッド・ガーナー、サイモン・マッコイド、E・ベネット・ウォルシュ
配給:ワーナー・ブラザース映画
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