500人以上が群舞する8分間のオープニング 『イン・ザ・ハイツ』本編映像

 7月30日より公開となる『イン・ザ・ハイツ』の本編映像が公開された。

 原作は、ピューリッツアー賞、グラミー賞、エミー賞、トニー賞、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームの星を受賞するなど、ミュージカル界のみならずエンターテインメント業界にその名を轟かすリン=マニュエル・ミランダの同名ミュージカル。作詞・作曲家、脚本家、俳優、ラッパーとして活躍するミランダは、ブロードウェイ・ミュージカル『ハミルトン』にて、トニー賞最優秀作品賞をはじめ11部門を受賞した。

 そんな彼の処女作にして、トニー賞で作品賞と楽曲賞を含む4部門を受賞(13部門ノミネート)した『イン・ザ・ハイツ』は、映像化が望まれながらもこれまで実現することのなかったミュージカル。映画化権争奪の末、待望の映画化となった。

 舞台はワシントン・ハイツ。祖国を遠く離れた人々の暮らすその街は、いつも歌とダンスであふれている。そこで育ったウスナビ(アンソニー・ラモス)、ヴァネッサ(メリッサ・バレラ)、ニーナ(レスリー・グレース)、ベニー(コーリー・ホーキンズ)の4人は、仕事や進学、恋につまずきながら、それぞれの夢を追っている。ある真夏に起こった大停電の夜、彼ら4人の、そして熱い絆でつながるワシントン・ハイツの人々の運命が、大きく動き出す。

映画『イン・ザ・ハイツ』本編映像

 公開された本編映像では、映画と同じタイトルのテーマ曲「イン・ザ・ハイツ」が流れるオープニングダンスシーンが切り取られている。ニューヨークの片隅にある街で主人公ウスナビ(アンソニー・ラモス)が朝家から出て自身がオーナーを務めるコンビニへ向かう様子から始まる。実際にニューヨークのはずれに存在する街「ワシントン・ハイツ」は音楽が街のそこかしこで流れている賑やかな街だが、このシーンでも街は軽快なリズムと音楽に溢れている。

 続いてウスナビに挨拶するピラグア・ガイが登場するが、彼を演じるのは『イン・ザ・ハイツ』の生みの親であり、ミュージカル版ではウスナビ役を務めたミランダ。さらに、ワシントン・ハイツの皆のお母さんのような存在のアブエラ(オルガ・メレディス)、街のタクシー会社で働くベニー(コーリー・ホーキンズ)、ウスナビが密かに想いを寄せるヴァネッサ(メリッサ・バレラ)など登場人物が次々とコンビニへ訪れる。最後には、500人以上のダンサー・エキストラを稼働し撮影された、ワシントン・ハイツの路上で繰り広げられる躍動感あふれる群舞シーンが切り取られている。

■公開情報
『イン・ザ・ハイツ』
7月30日(金)全国ロードショー
監督:ジョン・M・チュウ
製作:リン=マニュエル・ミランダ
出演:アンソニー・ラモス、コーリー・ホーキンズ、レスリー・グレース、メリッサ・バレラ、オルガ・メレディス、ジミー・スミッツ
配給:ワーナー・ブラザース映画
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