『イチケイのカラス』が描いた“理想の裁判” 最終回につながりそうなフラグも

 さて、終盤で日高(草刈民代)から地裁判事の任期は10年で、問題のある裁判官は再任されないと意味深な言葉を投げかけられてしまう入間。今回の劇中、城島(升毅)が特捜で追う企業による巨額の脱税事件に政治が絡んでいるという最終回につながりそうなフラグも立ち、さらには入間と青山が2人でいるところを尾行して撮影する人物の姿も。ほどよく結末の読めない状態で迎える最終回。ここはひとつ、何だかんだで入間の再任が決まるというハッピーエンドを期待してみてもいいだろうか。

■久保田和馬
1989年生まれ。映画ライター/評論・研究。好きな映画監督はアラン・レネ、ロベール・ブレッソンなど。Twitter

■放送情報
『イチケイのカラス』
フジテレビ系にて、毎週月曜21:00~21:54放送
出演:竹野内豊、黒木華、新田真剣佑、山崎育三郎、草刈民代、小日向文世、中村梅雀、升毅、桜井ユキ、水谷果穂ほか
原作:浅見理都
脚本:浜田秀哉
音楽:服部隆之
プロデュース:後藤博幸、有賀聡、橋爪駿輝
編成企画:高田雄貴
演出:田中亮、星野和成、森脇智延、並木道子
制作協力:ケイファクトリー
制作・著作:フジテレビ第一制作室
(c)フジテレビ
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/ichikei/
公式Twitter:@ichikei_cx

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