アーロン・テイラー=ジョンソンで『クレイヴン』映画化 スパイダーマン登場は期待大?

A・T=ジョンソンで『クレイヴン』映画化

 一応、スパイダーマンのヴィランですが、そんなに悪党というわけではない。だから彼は素顔もその正体も隠していないし、彼のモチベーションは“スパイダーマンをその手で捕まえてみせること”なのです。アクション的には、ビルからビルでスパイダーマンとクレイヴンが追いかけっこするようなイメージでしょうか?

 今回注目したいのは、スパイダーマン映画のヴィランとして登場ではなく、いきなり単独の映画になるということです。実は、スパイダーマンおよびスパイダーマンのコミックに登場するキャラの映画権はMCUを展開するディズニー/マーベル・スタジオではなくソニー・ピクチャーズが持っています。ソニーはこの権利を活かして、MCUとはちがう、スパイダーマン系のキャラを軸とした独自の映画世界、SPUMC(Sony Pictures Universe of Marvel Characters)を考えており、トム・ハーディの『ヴェノム』『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』、ジャレッド・レトの『モービウス』がそれらに該当します。したがって、SPUMCの1つとしてこの『クレイヴン・ザ・ハンター』を作るのでしょう。

『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』(c)2021 CTMG. (c)& TM 2021 MARVEL. All Rights Reserved.

 監督は『オール・イズ・ロスト 〜最後の手紙〜』『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』『トリプル・フロンティア』のJ・C・チャンダー、脚本は『イコライザー』のリチャード・ウェンク、『アイアンマン』『アンチャーテッド』のアート・マーカム&マット・ホロウェイと、人間ドラマ×アクション×アメコミを分かっている製作陣ですね。

 先ほど書いたように、クレイヴンはその身体能力を活かしてビルからビルへ飛び移ったりするので、アーロン・テイラー=ジョンソン出演のかっこいいパルクールなアクション映画に仕上がるかもです。

 なおクレイヴン役にはジェイソン・モモア(僕はこのイメージが一番ピッタリでした)、キアヌ・リーブス、ヘンリー・カヴィル、ジョエル・キナマン(『ザ・スーサイド・スクワッド』のリック・フラッグ)の名が挙がったことがありますが、アーロン・テイラー=ジョンソンというのも素敵ですね。

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