斎藤工「菌活と腸活をしています」 コロナ禍の1年の変化を明かす

 この1年の変化について夏帆は、現場にコーヒーやお菓子が置かれる“お茶場”がなくなったと話し、「当たり前のようにあったけど、ないとこんなに寂しいんだな」と切ない思いを吐露。「今までぼやっとしていたものの輪郭がハッキリしたというか。大切にしたいもの、この先も大事にしていきたいものがより明確になった1年だった」としみじみ語った。

 「お茶場がないのは、たしかに戸惑った」と同調した萩原は、頻繁に会っていた友達となかなか会えなくなったことをあげ、「友達との時間の使い方は変わったけど、友達関係は変わらない」と報告。蒔田は「仕事に対して、研究することに意欲的になったかなと思う。でも、おうちにいることが大好きなのは変わらないです」と無邪気に笑った。

斎藤工

 一方、斎藤からは「菌活と腸活をしています」との意外な言葉が。「菌とウイルスは違うけど」と前置きしつつ、「人間の9割は菌でできている。菌も悪い菌だけじゃないんだと気づいた」と新たな発見があったようで、「お味噌を作ったり、発酵に魅せられて生きています」と近況を明かした。

 続いて、この1年で一番幸せだったことを聞かれた夏帆は、「仕事人間みたいで嫌なんですけど、久しぶりに撮影現場に行った時に、やっぱり現場って楽しいなと。お芝居できるって幸せだなって。そんなふうに感じた自分も意外だった」とコメント。

萩原利久

 萩原は「斎藤さんにお会いするのが丸10年ぶりくらい」といい、「当時は斎藤さんが先生で、僕は生徒役。それぶりにお会いできたのが、今年一番の幸せです」と照れ笑い。斎藤も「そう言ってもらえて僕も幸せです」と萩原を見つめ、「こんなに立派に成長されて」と嬉しそうにほほえんだ。

 イベント中盤には、中川監督から、それぞれの役者をイメージした花束贈呈のサプライズも。中川監督は「人間は右往左往して変わるけど、多摩川の流れは変わらない。変わらないものに包まれながら、私たちは生きているということを、この作品の軸として描ければと思った」と、作品に込めた思いを語っていた。

■配信情報
Huluオリジナル『息をひそめて』(全8話)
Huluにて、4月23日(金)独占配信 
※初回のみ4話同時配信、以降毎週金曜1話ずつ追加
監督:中川龍太郎
脚本:中川龍太郎、高田亮

<各話タイトル・出演>
第1話「人も場所も全ては無くなる」 夏帆、斎藤工
第2話「帰りたい場所が、ずっとなかった」 石井杏奈、萩原利久、長澤樹
第3話「君が去って、世界は様変わりした」 村上虹郎、安達祐実、横田真悠
第4話「この町のことが好きじゃなかった」 蒔田彩珠、光石研
第5話「たまに遠く感じる、君のことが」三浦貴大、瀧内公美
第6話「あなたの速さについていけないことがある」瀧内公美、三浦貴大
第7話「誰のために歌うの?」小川未祐、斎藤工
第8話「この窓から見える景色が、僕の世界だ」 斎藤工、夏帆

音楽:haruka nakamura
撮影監督:上野千蔵
エグゼクティブプロデューサー:長澤一史(HJホールディングス)
チーフプロデューサー:茶ノ前香(HJホールディングス)
プロデューサー:中村好佑(HJホールディングス)
プロデューサー:佐野大(SPOON)
制作プロダクション:SPOON
製作著作:HJホールディングス

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