『姉ちゃんの恋人』『太陽は動かない』でスピードデビュー 日向亘が振り返る初の撮影現場

 妻夫木聡、竹内涼真らが所属するホリプロが2019年に開催した「ホリプロメンズスターオーディション」でグランプリに輝いた新星・日向亘。まだ17歳の現役高校生の日向は、『太陽は動かない』で主演・藤原竜也が演じた鷹野一彦役の少年期を演じ、スクリーンデビュー。昨年10月には、有村架純主演『姉ちゃんの恋人』(カンテレ・フジテレビ系)で地上波連続ドラマ初出演も果たした。

 今回、そんなスピードデビューを果たした日向に、俳優に興味を持ったきっかけや、憧れる人物の存在について話を聞いた。

「群馬からお母さんが選んでくれた服で来た僕が……」

ーー2019年の「メンズスターオーディション」グランプリ受賞以降、『姉ちゃんの恋人』、映画『太陽は動かない』と立て続けにメジャー作品出演を果たしていますが、この業界に飛び込んだきっかけはなんだったのでしょう?

日向亘(以下、日向):よくある話かもしれないのですが、僕の母親と姉が「ホリプロメンズスターオーディション」に、をいつの間にか応募していて(笑)。一次の書類が通ったタイミングで「ちょっと東京行ってくれない?」と言われ、僕はそのときに初めて応募していたことを知ったんです。「じゃあ、人生経験のつもりで受けてみよう」と足を運んだら、また次も、その次もと審査が進んでいき、どんどん参加者の人数も減っていって、僕も徐々に芸能界というものをリアルに想像できるようになっていきました。そこから俳優への憧れが強くなり、グランプリをいただけました。オーディション会場には、服装も髪型もイケてる人たちがいっぱいいるなかで、群馬からお母さんが選んでくれた服で来た僕が、まさかグランプリいただけるなんて……。何があるかわからないなって本当に思いました。

ーー今までの人生はもうガラッと変わりました?

日向:全て変わったと言っていいぐらい、僕の人生は変わりました。これから何十年、このお仕事を続けていっても、人生の一番のターニングポイントは、「14歳のときに受けたオーディション」って答えると思います。それがなかったら全て始まっていないですね。

ーー本来はデビュー作だった『太陽は動かない』が1年越しの公開になりました。

日向:ようやく公開になって、最初はホッとした気持ちもあったんです。ドキドキしながら、待って待って待っての公開だったので、ずっと楽しみにしていたんですけど、急に「みなさんにどう受け取っていただけるんだろうか?」という不安も出てきました。

『太陽は動かない』(c)吉田修一/幻冬舎 (c)2020「太陽は動かない」製作委員会

ーー周りから映画の感想などは届きましたか?

日向:家族や親戚、友達からも「観たよ!」と連絡をもらいました。父と母は撮影期間中に逐一、連絡をしていたので、物語云々よりかは、僕がどう活躍してるのかを楽しみにしてくれていて「良かったよ」と言ってくれました。自分のことのように喜んでくれている友達もいて、すごく嬉しいです。

ーー日向さん自身は、この映画が完成して初めて観たとき、どういう感想を持ちました?

日向:自分がどう映っているかをそのときに初めて知って。「もうちょっとこうできたな」という反省点が結構ありました。これから何十年とお芝居をやっていく上で考えることだと思うんですけど、やっぱりそれはもう感じました。