中川大志、『都会のトム&ソーヤ』出演へ 「力強さや威厳を大事にして演じました」
はやみねかおるの人気小説シリーズを実写映画化する『都会のトム&ソーヤ』に、中川大志が出演することが決定した。
本作は、シリーズ累計190万部を超え、「マチトム」と呼ばれて愛読されている同名推理小説シリーズを映画化したもの。“究極のゲーム”を作るため、都会の様々な場所を舞台に、どこにでもいそうな中学2年生だが、どんな状況も切り抜けられるサバイバル能力を持つ内藤内人と、学校始まって以来の天才と言われ、一大財閥“竜王グループ”の御曹司である竜王創也の2人が推理と冒険を繰り広げていく。
本作が初主演となる『万引き家族』『約束のネバーランド』の城桧吏が内人役で主演を務め、「スターダストプロモーション第1回 スター☆オーディション」で男子グランプリを射止め、本作が俳優デビューとなる酒井大地が創也を演じる。そして、内人の好意に気付かず、創也に想いを寄せる同級生・堀越美役を豊嶋花が務める。『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』『ニセコイ』『チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話』の河合勇人が監督を務め、脚本を『おっさんずラブ』の徳尾浩司が手がける。
新たなキャストとして発表された中川は、一大財閥“竜王グループ”の御曹司・竜王創也のボディーガード兼お目付け役でもある二階堂卓也を演じる。2009年にデビューし、『家政婦のミタ』(日本テレビ系)で注目を浴びた後、数多くの映画・ドラマで主演を務め、2019年には第42回日本アカデミー賞において新人俳優賞を受賞。4月には『砕け散るところを見せてあげる』、『FUNNY BUNNY』と2本の主演映画が相次いで公開されるほか、2022年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』への出演も決定している。
そんな中川が演じる二階堂卓也は、こわもてで圧倒的に強い存在でありながら、一方で将来は保育士になりたいという可愛らしい一面を持つ男で、原作の中でも非常に人気のあるキャラクター。本作の出演にあたり中川は「子供たちが活躍する冒険物語を大きなスケールで描いていて、観る人がワクワクする作品になっていると思います」とコメントを寄せている。
なお、本作の公開時期は2021年夏に決定した。
中川大志(二階堂卓也役)コメント
二階堂卓也を演じる上で意識したこと
河合勇人監督からは「子ども達にとって、たちはだかる壁。絶対的に強い、怖い存在であってほしい」という風におっしゃっていただいたので、力強さや威厳を大事にして演じました。
卓也が持つ保育士になりたいというギャップについて
そのギャップが、卓也の一番魅力的で可愛らしい部分だと思っています。でも、子供達に対しては常に怖い、威厳のある存在でいたいので、それをばれないように隠しています。本当はばれているのですが(笑)。ボディガードとしてのオンの時と、自分の夢を捨てきれず求人雑誌を読んでいるオフの時との切り替えを大切にしようと思い、役作りしました。
城桧吏演じる内藤内人、酒井大地演じる竜王創也との共演について
自分も同じくらいの年齢からこのお仕事をさせていただいているので、昔を思い出しながら2人には接していました。ここまで年が離れていて、しかも事務所の後輩との共演はこれまでになかったので、新鮮で楽しかったです。
本作の魅力
この作品のように子どもたちが主役で活躍する作品は、最近あまりなかったと思います。皆さん一度はゲームと現実がリンクする世界に憧れたことがあるのではないかと思いますが、そんな冒険物語を大きなスケールで描いているので、観る人がワクワクする作品になっていると思います。また、僕自身1年間くらいこの作品に関わっていたので特に感じていますが、内人や創也や子ども達の成長も、見どころの一つだと思います。
■公開情報
『都会のトム&ソーヤ』
今夏全国公開
監督:河合勇人
脚本:徳尾浩司
出演:城桧吏、酒井大地、豊嶋花、中川大志
原作:はやみねかおる『都会のトム&ソーヤ』(講談社YA! ENTERTAINMENT刊)
配給:イオンエンターテイメント
製作幹事:電通、ヨアケ
製作プロダクション:ROBOT
(c)2021マチトム製作委員会