粗品の指導が亜生の『ボス恋』演技に反映!? 『半径1メートルの君』で明かされた撮影秘話

 オムニバス映画『半径1メートルの君~上を向いて歩こう~』の完成記念会見が、2月19日によしもと有楽町シアターにて行われ、亜生(ミキ)、粗品(霜降り明星)、後藤淳平(ジャルジャル)、福徳秀介(ジャルジャル)、秋山竜次(ロバート)、品川ヒロシ(品川庄司)、近藤春菜(ハリセンボン)が登壇した。

 2月26日に公開される本作は、8組24名の人気俳優、吉本タレント、クリエイターがタッグを組んだオムニバス映画。新型コロナウイルスの影響で、世界中の人々の心が曇り、人の営みすべてに想像もしなかった苦悩が付きまとい、多くのエンタメコンテンツも中止に追い込まれた。こんな時だからこそエンタメの力で人々の心を元気にしたい、上を向いて歩ける前向きな気持ちを届けたい、そんな思いから急遽制作が開始された。各話ごとに2人の主人公が出演し、近距離での“心の濃厚接触”を描く、各話約10分のショートストーリーで構成される。

ジャルジャル(左から福徳秀介、後藤淳平)

 最初にステージに登壇したのは、ジャルジャルの2人。後藤と白石聖が出演し、福徳が脚本を手がけた『まわりくどい二人のまわりくどい気持ちの伝え方は大胆でむしろまわりくどい』本編をまだ観ていないという福徳に、後藤が「なんで観てないの! データ送られてきたやん!」と突っ込むと、「自分が書いたものが恥ずかしくてやめました!」と弁明。

 一方、後藤は白石との共演について「顔のサイズのバランスが合ってなかったから、リアリティが欠けちゃうんじゃないか心配です」と語る。服屋の本田を演じた後藤。役作りについて「衣装合わせでいろんな服を着させてもらって、その時に“服屋スイッチ”が入りました」と答えると、福徳は「ツバの短いキャップか浅めのニット帽で監督さんにお願いしたんですけど、ちょっとイメージと違くて......」とコメント。後藤は、そんな福徳のコメントに頷き、「僕の顔がデカイんで、ツバの短いキャップを被るとより顔のサイズが強調されちゃったんですよ」と自虐とともに裏話を披露した。

(左から)品川ヒロシ、秋山竜次

 続いて登場したのは、『戦湯~SENTO~』で脚本・監督を務めた品川と銭湯の常連客の男を演じた秋山。「秋山は裸が面白いし、般若くんは体がバッキバキだから、そういうのも見せられたらと思い、舞台を銭湯にしました」と舞台裏を明かした品川に、秋山は「撮影の前々日に日焼けサロンに行きました。前日だとまだ赤らんでいるんで、前々日がいいんですよね」と撮影に向けての体作りを語った。

 銭湯好きだという秋山。品川の脚本執筆にあたって「銭湯のサウナのドアは取っ手がなくて、別料金でフックをもらう」「“主”みたいな人が1人はいる」など“銭湯あるある”を提供したという。

 最後に秋山は、おもむろにシャツのボタンを外したかと思うと、シャツの下には『木曜ドラマ 甘味裁判官あんみつ先生』と書かれたTシャツが。秋山の持ちネタの一つでもある“架空のドラマ宣伝”に、思わず品川は爆笑するのだった。

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