岩田剛典、新田真剣佑に仕掛けられた“ドッキリ”の秘話を明かす 「意外とあるのかなと」

 また、お気に入りのシーンについて聞かれた岩田は「幼なじみ3人で、海辺で話しているシーン」をあげ、「意外と陽が落ちるのが早くて。本当にマジックアワーの綺麗な夕焼けの中で撮影をしないといけなかった。時間がなくて、今日しかないぞ! という中で撮ったのを鮮明に覚えています」と回顧。

 一方、劇中でマジックを披露している新田に「本当にマジックをしているのか」との質問が飛ぶと、「はい、1年前から練習して……」と切り出す新田に、「してないでしょ」とすかさずツッコミが。その後、新田は「1時間くらい前から」とすんなり白状するも、佐藤監督は「まっけんは本当に器用。無理だったらカットを分けるとか話していたけど、やってみたらすごく上手くて。ワンカットでいけた」と絶賛。新田も「手先だけは器用です」と笑顔を見せていた。

中村アン
山田杏奈

 さらに山田には、演じるヨッチがナポリタンに大量のパルメザンとタバスコをかけるシーンがあることにちなみ、「人と違う、変わった食べ方や嗜好はあるか」との問い。山田は「渋めのものというか、肝とか銀杏とかが好きで。おじさんみたいだねってよく言われます」と苦笑いし、これには岩田も「渋いわ、それは」と納得した様子だった。

 なお本イベント中、佐藤監督が同日公開となった『ヤクザと家族 The Family』、『花束みたいな恋をした』について触れ、人とのふれあいが難しい今このタイミングで、「3作品とも絆、人とのかかわりを大事にしている」とコメントする一幕も。

佐藤祐市監督

 「大きい声で『みんな映画館に来てね』とは言えないけど、エンターテインメントが世の中の支えというか、息抜きを提供できるのであれば、がんばっていきたい」と力を込め、岩田も「3つをぜひともセットでご覧いただきたい。感染対策をバッチリにすれば安全だと思います。みなさんにとって安らぎのひとときになってくれたら」と、真摯に呼びかけた。

 最後に岩田は「宣伝文句の“ラスト20分の真実”というものをいったん忘れてご覧になっていただきたいと思います。この作品はどんでんがえしのサスペンスではなくて、切ないラブストーリー、ヒューマンドラマだと思っています。そのつもりで映画館に来ていただけたら」と作品をアピール。共演者とともに満面の笑みで観客に手を振り、会場を後にした。

(左から)岩田剛典、新田真剣佑

■公開情報
『名も無き世界のエンドロール』
全国公開中
出演:岩田剛典、新田真剣佑、山田杏奈、中村アン、石丸謙二郎、大友康平、柄本明
原作:行成薫『名も無き世界のエンドロール』(集英社文庫)
監督:佐藤祐市
主題歌:須田景凪「ゆるる」(WARNER MUSIC JAPAN / unBORDE)
制作プロダクション:RIKIプロジェクト、共同テレビジョン
配給:エイベックス・ピクチャーズ
(c)行成薫/集英社 (c)映画「名も無き世界のエンドロール」製作委員会
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