“消えたバレンタイン”を巡るラブストーリー 『熱帯魚』チェン・ユーシュン最新作2021年初夏公開

 第57回金馬奨で作品賞、監督賞、脚本賞、編集賞、視覚効果賞の最多5部門を受賞したチェン・ユーシュン監督最新作『My Missing Valentine(英題)』が、2021年初夏より新宿ピカデリーほかにて全国公開されることが決定した。

 

90年代台湾映画界において、エドワード・ヤン、ホウ・シャオシェンらとは一線を画す“台湾ニューシネマ”の異端児として出現したチェン・ユーシュン監督の長編復帰3作目となる本作は、20年前から温めていた脚本を基に作り上げた、“消えたバレンタイン”を巡って時間の流れが異なる男女が織りなすファンタジックなラブストーリー。ユーシュン監督は、独特のタッチで瑞々しい青春模様を描いた『熱帯魚』『ラブ ゴーゴー』以来、しばらく映画製作から離れ、CM業界に活躍の場を移していたが、本作で16年ぶりに本格的に映画製作に復帰した。

 郵便局で働くシャオチーは、仕事も恋もパッとしないアラサー女子。ある日、街中で出会ったハンサムなダンス講師・ウェンソンと“七夕バレンタイン”にデートの約束をするが、ふと目覚めると翌日で、バレンタインが消えてしまった。失くした大切な“1日”の記憶を探す旅に出たシャオチーが見つけた真実とは。

■公開情報
『My Missing Valentine(英題)』
2021年初夏、新宿ピカデリーほか全国公開
監督・脚本:チェン・ユーシュン
出演:リウ・グァンティン、パティ・リー、ダンカン・チョウ、ジョアン・ミシンガム
エグゼクティブ・プロデューサー:イェ・ルーフェン、リー・リエ
配給:ビターズ・エンド
2020年/台湾/カラー/119 分/中国語/シネスコ/英題:My Missing Valentine /原題:消失的情人節
(c)MandarinVision Co, Ltd

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