ミリー・ボビー・ブラウンら豪華ゲストが登場 東京コミコン2020の見どころを杉山すぴ豊が解説

 東京コミコンの名物といえば、海外からセレブ(スター)を呼んでの撮影会・サイン会。今回はさすがに来日してもらっての撮影会はできないのでサイン会のみ。オンラインで申し込み、サイン会チケットを買うと(値段はスターによって異なります)サインが送られてくるという段取りになります。スターによってはサインに個人宛ての名前を書いてくれたり、またサインしている様子を動画にとって見せてくれたりするそうなのでこれも楽しみです(ただアメリカの方がコロナ禍の影響が深刻なので、予定が変更・延期の可能性はあります)。

(左から)クリストファー・ロイド、リー・トンプソン、トム・ウィルソン

 今回のサイン会に参加するゲストは、あのSF映画の傑作『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の4人ーーマイケル・J・フォックスさん、クリストファー・ロイドさん、リー・トンプソンさん、トム・ウィルソンさんーーが参加。Netflixで話題を呼んだ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』からミリー・ボビー・ブラウンさんとノア・シュナップさん、ケイレブ・マクラフリンさん、ゲイテン・マタラッツオさん。そしてクリスティーナ・リッチさん、キーファー・サザーランドさん、イライジャ・ウッドさんが参加予定です。

 例年に比べMCU系のゲストがいないのですが、今年は今年で非常にバラエティ豊かな布陣だと思います。まず『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は、今年、公開35周年という記念すべき年なのです。本来コロナウイルスがなければ、もっとこのシリーズについてお祝いしてもよかった。一方、ステイホーム中にテレビ放送され改めて、そして新たにこのシリーズのファンになったという人も多いハズです。僕はSFというちょっとマニアックなジャンルをより多くの人が楽しめるエンタテインメントとして仕上げてくれた、裾野を広げてくれたのは、この『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズではないかと思うのです。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』(c)1989 UNIVERSAL CITY STUDIOS, INC.

 だからジャンル映画を愛する東京コミコンとしては、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズに対しリスペクトがあるし、今回こういう形でお招きできて本当に光栄です。特に、マイケル・J・フォックスさんは体調のことがあるので、来日を前提とした東京コミコンだと参加が難しいのですが、今回はオンラインなのでお招きすることができました。
イライジャ・ウッドさんも今回の目玉セレブの一人であり、今回は東京コミコンのアンバサダーである市川海老蔵さんとのZoom対談も予定されています。イライジャ・ウッドさんといえば『ロード・オブ・ザ・リング』ですが、実は彼は子役時代に『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』に出ているのです! だから『バック・トゥ・ザ・フューチャー』ファミリーでもあるのです(笑)。

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