映画『水上のフライト』インタビュー
中条あやみが明かす、挫折の経験とマインドの変化 「周りの方の力を借りながら夢や目標へ」
「やっぱり向いてないかなって思ってしまう瞬間はある」
ーー大きな目標を持った遥が挫折を経験し、また違う目標を見つけて進んでいく模様が描かれていきますが、中条さん自身はこの仕事を始めてから大きな挫折を経験したことはありますか?
中条:はい、あります。オーディション受けても受からなかったり、初めて行ったオーディションで、そのとき初めて会った監督に「今日はモデルとしてではなく、女優として来てるんだから、ちゃんと演技をしてください」って言われたことがあって。もちろんそのオーディションは落ちたんですけど、それがすごく悔しくて。「もう向いてないかな」「辞めようかな」っていう瞬間は何回かありました。
ーーそれはいつぐらいの頃ですか?
中条:16、17歳のときですね。でも、ほかの作品でも大変な役や難しい役をやって、できなかったりしたら悔しいと思ったり、やっぱり向いてないかなって思ってしまう瞬間はありますね。今回の遥を演じていても難しいなと思ったので、常に挫折している感じはあります。凹むことはたくさんありますね。
ーー先ほど「ターニングポイントになるだろうなと思っていた」と発言されていたように、それほど難しい役を乗り越えたからこそ得たものも大きかったのでは?
中条:今までと違うタイプの役だったので、遥という女の子を演じることで、自分自身も成長させてもらいました。目の前に大きな壁が立ちはだかったり、夢や目標が出来たときに、以前なら「私にはやっぱり無理かな」と思っていたかもしれません。でもそうじゃなくて、1人じゃないんだから、周りの方の力を借りながら、夢や目標に向かえたらいいなというマインドに変わりました。
ーーこの作品は当初、2020年東京パラリンピックに向けて6月に公開される予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で公開延期、そして東京パラリンピックの開催も延期になってしまいました。そんな紆余曲折を経て公開を迎える現在の心境を教えてください。
中条:私としては、去年この作品を撮って、今年の6月に公開が決まって、早く皆さんに観ていただきたいと思っていた部分もあったし、この映画をきっかけにパラリンピックをもっとたくさんの人に知ってもらって、この映画と一緒に盛り上げていけたらいいなと思っていました。なので、どちらも延期されることになったと聞いたときはショックでしたし、「もし映画館で公開されなくなったらどうしよう」という不安もありましたが、こうして11月13日に公開されることが決まって、ホッとした気持ちもあります。ぜひたくさんの人に観ていただきたいなと思います。
■公開情報
『水上のフライト』
全国公開中
監督:兼重淳
出演:中条あやみ、杉野遥亮、高月彩良、冨手麻妙、大塚寧々、小澤征悦
企画:土橋章宏
脚本:土橋章宏、兼重淳
主題歌:「ひとりで生きていたならば」SUPER BEAVER
配給:KADOKAWA
(c)2020 映画「水上のフライト」製作委員会
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