伊原六花が明かす、『どんぶり委員長』とミュージカルへの思い 「いろんな表現の仕方を学びたい」
「何でもできるオールマイティーな女優さんになりたい」
ーー委員長は育ちがよく、真面目で高飛車な性格ですが、伊原さんご自身と近いところはありますか?
伊原:小学校のときは、委員長のように「みんな注目!」みたいなタイプだったんです。いわゆる“しっかりしてる子”だったんですけど、そこから中学、高校に進んでいくにつれて、ルーズになってきて(笑)。委員長ほどきっちりはしてないですけど、「大さじ1の分量はどれくらい?」とか「この油はなに油?」っていうような、何に対しても「なんで?」と思う部分はあるかもしれないです。どういうことを思ってるのかなとか、これどうすればいいんだろうとか、いろんなことに対して疑問をたくさん持つことは共通点かなと思います。
ーー学生時代、周りからはどう見られていたんですか?
伊原:後輩とかには「怖い先輩」と思われていたと思うんですけど、同期とかには「抜けてる」「しっかりしている風」ってずっと言われていました(笑)。委員長ほどしっかりはしてないかもしれないですけど、共通する部分はあると思います。
ーー学生時代の伊原さんといえばやはりダンスですが、そういう経験もいまのお仕事につながっている部分がありそうですね。
伊原:ダンスももちろんそうなんですけど、小さい頃から習い事でミュージカルをやっていて、本を読むのも好きだったので、ダンスだったりミュージカルだったり、方法は違えど“表現”はずっとしてきました。「全く違うな」と思うこともあるんですけど、これまでの経験から、「自分だったらこうやってやりたい」と思うことはすごくあります。あと、撮影とかでも音楽をかけてもらったほうが覚えやすかったりするんです。体で覚えたほうが覚えやすい部分もあるので、そういうところはいまに活きているかもしれません。
ーー女優としての活動を始めて3年目になりますが、これまでのあゆみを振り返っていかがですか?
伊原:高校を卒業してから、すぐにこのお仕事をさせていただいて。一番最初の演技のお仕事が『チア☆ダン』(TBS系)で、踊る作品だったので、自分の中では高校からそのままお仕事に入った感じがありました。最近特に思うのが、「なんでこれをしたいのか」「なんでこのお仕事をしたいのか」ということ。自粛期間や時間があるときに改めて考えたときに、「お芝居したいな」とか「もっとこういうことに挑戦したいな」っていうのが、自分の中ではっきりした気がするんです。前々から思っていたことがもっと明確になったというか……。だからこそ、こういう映像の作品に参加させていただけるということで、自分の中でもう一つ気合が入るというか、気が引き締まる思いです。
ーー『ウエスト・サイド・ストーリー』Season3で念願のミュージカルに初挑戦する予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で残念ながら全公演中止になってしまうという事態も起きました。
伊原:2カ月間丸々中止になってしまったので、そのときは本当に何もなくて……。最初はダラっとしちゃっていたんですけど、「この間にできることはなんだろう」といろいろ考えているうちに、ずっと頭の中に入っていたいろいろなものがちょっと整理された気がして。「自分は何をしたいんだろう」「そのためには何をしたらいいんだろう」という考えは、その頃から強くなりました。それがいま、自分が納得できるかたちで、少しずつ次に進んでいけているのかなと思います。やりたいこと自体は変わらないんですけど、自分で考えたことによって、もっとしっかり「これやりたい!」と思う気持ちが強くなったと思います。
ーーそれはやっぱりミュージカルですか?
伊原:そうですね。ミュージカルは子供の頃からやっていたので、思いは強いです。3年前に「ドラマってこうやって撮ってるんだ」とか「役者さんって本当にすごいな」というところからこの仕事を始めさせていただいて……まだまだ勉強中なんですけど、ドラマのお仕事をやらせていただくようになってから、お芝居も歌もダンスも、何でもできるオールマイティーな女優さんになりたいなと思うようになりました。そのために、自分はいま何をしなきゃいけないのか。そういうことを考えながら、いろいろ経験できればなと。そういう意味でも、今回の『どんぶり委員長』では、委員長の思いを通して、いろんな表現の仕方をしっかり学べたらと思っています。
■放送情報
真夜中ドラマ『どんぶり委員長』〈4K制作ドラマ〉
BSテレ東(BS7ch)、BSテレ東4K(4K7ch)にて、10月24日(土)スタート
BSテレ東:毎週土曜深夜0:00~0:30放送
テレビ大阪:毎週土曜深夜0:56~1:26放送
NTTぷらら「ひかりTV」で1週間先行配信
出演:伊原六花、小西詠斗、前田航基、伊藤理々杏(乃木坂46)、大関れいか、安藤ニコ、赤澤巴菜乃、沖門和玖、鈴木拓(ドランクドラゴン)、宮崎美子ほか
原作:市川ヒロシ『どんぶり委員長』(双葉社アクションコミックス)
脚本:池田テツヒロ
監督:久万真路、進藤丈広、吉川鮎太
プロデューサー:小林教子(テレビ東京)、櫻田惇平(ホリプロ)
制作:BSテレ東/ホリプロ
製作・著作:「どんぶり委員長」製作委員会 2020
(c)「どんぶり委員長」製作委員会 2020
公式サイト:https://www.bs-tvtokyo.co.jp/donburi/
公式Twitter:https://twitter.com/BS7ch_donburi
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