のむコレ上映作品『ザ・ライフルマン』主演俳優から日本の観客へメッセージ

 「のむコレ2020」にて上映される映画『ザ・ライフルマン』より、主演を務めたオトー・ブランテヴィッツのコメント映像が公開された。

 本作は、母国ラトビアで歴代興行記録を更新、撮影にはラトビア軍隊が協力参加した戦争映画。第一次世界大戦下のヨーロッパ、バルト三国の小国ラトビアの戦禍の記憶、ロシア、ドイツに翻弄されながらもラトビア独立の道筋を付けた激闘の記憶を描く。

 原作は史実小説『Blizzard of Souls(原題)』 。原作者のアレクサンドルス・グリーンスは実際の戦争従軍者であり、彼の記憶の中で物語は生まれた。第二次大戦後、ソ連占領時代に原作本は禁書となり、グリーンスは処刑されてしまう。本作は、封印された歴史を映画化したものとなる。

 17歳の主人公アルトゥルス役を演じたブランテヴィッツは、「『ザ・ライフルマン』はラトビアが独立を獲得するいきさつを物語るものであって、その事実はあいにくまだ世界には知れわたっていません。この映画を機に皆様に知っていただけるのなら大変嬉しいことです」とコメント。公開されたコメント映像では、映画製作の背景、ラトビアが独立するまでの経緯、日本人の観客に向けてのメッセージが映し出されている。

『ザ・ライフルマン』主演オト―・ブランテヴィッツが語る

■公開情報
「のむコレ2020」
シネマート新宿、シネマート心斎橋にて公開中
鑑賞料金:一般・大学生・シニア:1,500円均一/リピーター割引:1,200円均一
公式サイト:https://www.cinemart.co.jp/dc/o/nomucolle2020.html

『ザ・ライフルマン』
監督:ジンタルス・ドレイベルグス
脚本:ボリス・フルーミン
原作:アレクサンドルス・グリーンス
出演:オトー・ブランテヴィッツ、ライモンツ・ツェルムス、マールティニュシュ・ヴィルソンスほか
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