竹原ピストルと高畑充希がW主演、タナダユキが監督に 福島中央テレビ開局50周年記念ドラマ製作へ

 竹原ピストルと高畑充希が共演する、福島中央テレビの開局50周年記念オリジナルドラマの製作が決定した。

 2016年に開局以来初となる自社製作のオリジナルドラマ『タチアオイ の咲く頃に〜会津の結婚〜』を制作した福島中央テレビ。この開局初のドラマでは、主要キャストに石橋杏奈、中村蒼、高橋ひとみ、大和田伸也、小木茂光らを迎え、タナダユキ監督のもと“福島から全国に伝えたい絆の物語”を作品にした。全国30局でオンエアされ、2017年度・日本民間放送連盟でテレビドラマ番組部門で優秀賞を受賞。県内外から大きな反響を得た。

 あれから4年。福島中央テレビは開局50周年となる本年2020年に、“いま伝えたいメッセージ”と“福島の魅力”を全国に発信するため、再びオリジナルドラマを製作する。

 夢破れた売れない映画監督・川島健二は、生きる希望を失くしてさまよい歩き、「死ぬ前に好きだった映画でも観よう」と南相馬市の古びた映画館「朝日座」へと辿り着く。そこで働いていたのは、来場した客から入館料をくすねるモギリ嬢の茂木莉子と、お喋り好きな支配人の森田保造。川島は、そんな2人が繰り広げる騒がしい日常と、客に古い名画を2本立てで観せる『ニュー・シネマ・パラダイス』のような映画館に居心地の良さを感じ、しばらくこの街に滞在することを決意する。そんなある日、金持ちの未亡人・松山秀子から「この街のためになる映画を作ってほしい」と声を掛けられる。あきらめた夢と折れたプライドがう ずく川島。心が揺れ動く中、「この街で“悲惨なドキュメンタリー映画”を撮りたい」と言う、もう一人の映画監督・藤田慎二が現れる。

 東日本大震災に、2019年の東日本台風被害、さらに新型コロナウイルスの蔓延……。立ち上がろうとする度に押し寄せる新たな苦難の中、南相馬市に実在する映画館「朝日座」に、引き寄せられるように集まってきた人々の“苦悩と再生”を描く、福島発のヒューマンドラマとなる。

 W主演を務めるのは、『永い言い訳』で第40回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞するなど、ミュージシャンの枠にとどまらず、役者としての評価も高い竹原と、『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』で第43回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞し、近年数多くのドラマや映画に出演する高畑。竹原が売れない映画監督・川島健二、高畑が「朝日座」のモギリ嬢・茂木莉子がそれぞれ演じる。

 監督・脚本を務めるのは、前作『タチアオイの咲く頃〜会津の結婚〜』を手がけたタナダ。福島中央テレビのスタッフひとりひとりが、東日本大震災後に起きた様々な出来事を取材し、たくさんの人たちとの出会いの中から、心に残ったエピソードを集め、さらに、タナダ監督自らも福島を訪れ、そこで見たもの、感じたことをひとつの物語に仕立てたオリジナル脚本作となる。

 また、本作の舞台となる南相馬市に実在する映画館「朝日座」の支配人・森田保造役で落語家の柳家喬太郎、ドキュメンタリー映画監督・藤田慎二役で小柳友、街人のご意見番役で六平直政、物語のカギを握る未亡人・松山秀子役で吉行和子が出演する。

 本作品の舞台となるのは、福島県南相馬市に実在する映画館「朝日座」。大正12年の関東大震災の年に開館して以来、長く街の人々の暮らしと共にあり、数々の災禍でも消失を免れ、 東日本大震災では住民が集う心のよりどころとなった場所だ。この「朝日座」がある南相馬市をはじめ、夜ノ森駅付近、鵜ノ尾埼灯台、県立安積高校などでロケが行われ、相馬市、富岡町、郡山市など、すべて福島県内で撮影された。既に撮影はクランクアップし、現在仕上げの作業中。作品タイトルは現時点で未定となっているが、福島県内で10月30日に放送される。

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コメント

竹原ピストル(川島健二役)

東日本大震災は、ぼくはツアー先の福島県福島市で被災しました。福島のライブハウスのスタッフさん、歌うたい仲間達、福島の皆さんに助けられて、無事に家に帰していただきまし た。以来、あのときの感謝の気持ちを伝え続けることができたらなと、こつこつと福島県に歌いに通わせていただいています。それもあり、福島県にはお世話になっているお店が沢山あり、仲間が沢山います。この度、他でもなく福島県で撮影のこの作品に参加させていただけたこと、本当に嬉しく思っています。福島県の皆さんへの感謝と、愛着を込めて精一杯取り組ませていただきました(いっぱいいっぱいだったけど!笑)。スカッと気持ちよく晴れた青空を見上げたときのような、そんな余韻が残る素敵な作品になると思います。皆様、是非ご覧下さい。

竹原ピストル こと 竹原和生

p.s.(主な撮影地となっている、)南相馬の皆さん、また騎馬武者ロックフェスに出させてね〜〜!!

高畑充希(茂木莉子役)

私は今回の撮影で、数週間福島県に滞在しましたが、その中で、福島の“人の温かさ”に驚きました。また、空がとても広く、気持ちよく撮影に臨めました。舞台となる朝日座は、大正時代からの歴史を感じられる、レトロで雰囲気の良い、ついつい写真を撮りたくなってしまう、そんな場所です。楽しくてクスリと笑えるドラマになっていますので、ご家族みんなで観ていただいて、観たあとは是非、ロケ地にも遊びに行ってみてください。福島の皆さんであればきっと、楽しい発見があると思います。

タナダユキ監督

『タチアオイの咲く頃に〜会津の結婚〜』という福島発のドラマを制作したのが4年前。再び、福島発のオリジナルドラマを作ることになりました。前回、福島の人達の優しさや温かさに感銘を受けた身としては、こんなに嬉しいことはありませんでした。とはいえ、だからこそ、恥ずかしくないものを作らなければ、というプレッシャー。悩み、試行錯誤しながら、まるで何かに導かれるように朝日座という映画館と出会いました。キャストは、竹原ピストルさん×高畑充希さん×柳家喬太郎師匠! これ以上ないドリームキャストです。異種格闘技戦とも言えるようなこのコラボ。彼らでなければ紡げなかった、福島の、南相馬の、朝日座という映画館でしかやれなかった物語。どうか楽しみにお待ちください。今、私は苦しみながら絶賛編集作業中です!

菅澤大一郎プロデューサー(福島中央テレビ)

2011年の大震災と原発事故により全世界から注目されるようになった福島では多くの人が避難を余儀なくされ、住み慣れた土地を離れていった一方、報道や復興支援などのために多くの人がやってくるようにもなりました。私たちは地元のメディアとして日々取材をしている中で、そういった人々の喜怒哀楽に度々直面します。全国ニュ ースで報道される事は少なくなりましたが、福島の事を思い、見つめ続ける人は今も多くいます。そのひとりであるタナダユキ監督に対し、私たちが日常で経験したこと、取材で出会ったエピソードなどをお伝えするミーティングを1年以上に渡って定期的に続けてきました。そんな福島に関わる人々の断片的なエピソードの数々をタナダ監督が生み出した個性溢れる登場人物たちに背負ってもらいひとつの物語が完成しました。開局50周年を迎えた中テレが県民に贈るに相応しい、福島の皆さんが共感し、勇気や希望を得られる作品です。また、福島県のテレビ局として全国に発信したいメッセージでもあります。是非お楽しみください。

■放送情報
(作品タイトル未定)
10月30日(金)福島県内にて放送
監督・脚本:タナダユキ
出演:竹原ピストル、高畑充希、柳家喬太郎、小柳友、六平直政、吉行和子
制作著作:株式会社福島中央テレビ
制作プロダクション:株式会社ホリプロ
(c)福島中央テレビ
公式サイト:http://www.fct.co.jp/50th_drama/

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