『僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46』インタビュー

小池美波×渡邉理佐×原田葵が語る、欅坂46の歩み “0番”に立ったあの日を振り返る

 公開延期となっていた欅坂46初のドキュメンタリー映画『僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46』が9月4日から劇場公開中だ。

 2015年に結成され、翌2016年にデビューを果たした欅坂46は、デビュー1年目で紅白歌合戦出場、そして全国で大規模アリーナツアーや異例のロックフェス参戦、3年半で東京ドーム公演にたどり着いた。本作では、メンバーたちがこれまでの活動を振り返って、その想いを語ったインタビュー、そして公の場には一切出ることのなかった記録映像が綴られる。

 公開延期以降、3月に一度は完成した映画本編は、活動自粛を余儀なくされていたメンバーへのリモートインタビューや、無観客配信ライブ『KEYAKIZAKA46 Live Online,but with YOU!』の舞台裏を追加し再編集。デビューから最新の姿まで、5年間の集大成が収められている。

 リアルサウンド映画部では、欅坂46の小池美波、原田葵、渡邉理佐にインタビュー。本作で描かれる2期生の加入、原田の復帰、今年1月に脱退した平手友梨奈への思い、そして欅坂46のセンターというポジションについて語ってもらった。なお、このインタビューはグループの改名が発表される前、映画本編が一旦完成した3月に行った。【インタビューの最後にサイン入りチェキプレゼントあり】 

2期生加入と原田葵の復帰で変わったチームの空気

ーー本作では、デビューから平手さんの脱退までが描かれていきますが、その中でも欅坂46の大きな変化として、2018年の暮れに2期生が加入しています。新体制になって時間が経ちますが、グループの大きな変化があったのではないでしょうか?

小池美波(以下、小池):1期生だけのときは、お互いに目標を作って、それぞれ個々で頑張ってはいたんですが、やっぱりグループで活動するときに、仲間意識が強くてお互いに競い合うというのがなくなりかけていた部分もあったなと思っていて。2期生が入ってくれたことで、改めてもっとこうしなくちゃいけないんだなってことに気付かされたり、簡単に追い抜かれてはいけない存在だなと思うようになって、闘争心が出てきました。良い刺激を与えてくれている存在です。

渡邉理佐(以下、渡邉):2期生が入る前までは、グループの勢いがちょっと落ちてきているんじゃないかなというのを感じていて。もっと知ってもらえるようにするにはどうすればいいかなと考えたときに、やっぱり変化がないと何も進まないんじゃないのかなとは思っていたので。2期生が加入してきてくれたことは、私たちにとっても、グループにとっても、すごくプラスな方向にいくと感じていたので、入ってきてくれたことはすごく嬉しかったです。

原田葵(以下、原田):2期生の子たちが入ってきてくれたとき、私はちょうどいなかったので、そのときのことは分からないんですけど、私が戻ってから、一緒にレッスンや振り入れをしていると、物覚えがよくて、何事も吸収がすごく早くて。一緒に撮影や取材を受けるときも、いろんなことを考えているのを聞いて、こういうことをやりたいと思ってるんだなと知ったり、そういう姿を見ると、自分自身もやっぱり甘えていられないなと思いました。もっといろんな実力をつけて、追い抜かされないようにじゃないけど、頑張らないといけないなって。個々でそういう考えが生まれて、頑張ることで、グループにもきっといいことが生まれると思うので、グループ全体の雰囲気も良くなっていると思います。

ーー学業専念のため2018年5月から活動休止していた原田さんは2019年に『欅共和国2019』でグループに復帰しましたが、当時、1年2カ月ぶりの活動はどんな思いでしたか?

原田:メンバーの何人かとはちょいちょい連絡もとっていたんですけど、やっぱり1年も全く会ってないと、どうだったかあまり覚えてなくて。グループの雰囲気も変わってるだろうし、メンバーも大人になったりしているのかなと考えたりして、最初はちょっと怖かったですね。

ーー戻ってきたとき、グループの雰囲気はどうでしたか?

原田:あたたかく迎え入れてくれて、優しいところも変わってなくて、すごく嬉しかったです。安心しました。

ーー原田さんが戻ってきて、小池さんと渡邉さんはどんなお気持ちでした?

小池:葵はグループの中で妹キャラのところもあるし、みんながいじりたくなるようなかわいいところもあるメンバーなので、葵が戻ってきてくれたことでグループの雰囲気も明るくなりました。葵自身もいい意味で全然変わっていなかったので、私もとても嬉しかったです。

渡邉:自分が知らない間にグループがいろいろと進んでたりとかもあるのと思うので、きっと戻りづらかったという気持ちもあったと思うんですけど、そんな中で葵が戻ってきてくれたので、グループの雰囲気もより明るくなったなというのは私も感じました。葵の今までの人柄が変わっていなくて安心したので、私たちも1年空いた感覚がなく、ほどほどにいじったり、変わらずに接することができました。

原田:嬉しいです、こういう機会じゃないと復帰してどう思ったのとかも自分からそんな聞けない話なので、照れます(笑)。でもみんなが優しく迎え入れてくれて、声を掛けてくれて。忘れていることとか、私がいなかったときの曲のダンスの振りも、フーちゃん(齋藤冬優花)が「分からなかったらメンバーに聞くのが1番だから、分からないことは聞いてね」と言ってくれたり、私が分かんないなってぼーっとしていると声をかけてくれたメンバーがいたりしてくれたおかげで戻れたので、とても感謝しています。

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