志尊淳と城田優のコミカルなかけあい 『2分の1の魔法』吹替版の本編シーン公開

 8月21日に公開を迎えたディズニー&ピクサー最新作『2分の1の魔法』より、日本語吹替版本編シーンが公開された。

 『モンスターズ・ユニバーシティ』のダン・スキャンロンが監督を務めた本作は、かつて魔法があふれて“いた”世界を描いたディズニー&ピクサー最新作。

 はるか昔、世界は魔法に満ちていたが、時の流れと共に魔法は忘れられていった。そんな“魔法が消えかけた”世界に暮らす少年イアンは、自分に自信が持てず、何をやっても上手くいかないことばかり。そんな彼の叶わぬ願いは、生まれる前に亡くなった父に会うこと。16歳の誕生日プレゼントに、父が母に託した魔法の杖を贈られたイアンだったが、魔法に失敗して“半分”だけの姿で父を復活させてしまう。魔法オタクで陽気な兄バーリーの助けを借りて、イアンは父を完全に蘇らせる魔法を探す旅に出るが、彼らに残された時間は、あと24時間しかなかった。

 トム・ホランドがイアン役、クリス・プラットがバーリー役の声を務め兄弟役で共演。日本語吹替版では、志尊淳がイアン、城田優がバーリーの声をそれぞれ担当する。

「2分の1の魔法」☆吹替クリップ~集中だ!魔法レッスン~

 今回公開されたのは、亡き父を蘇らせる魔法を探す旅の途中で、イアンが魔法でガソリンタンクを大きくしようとするシーン。イアンは慣れない魔法に集中しようとするが、隣にいるバーリーはイアンを心配するあまり、「あごを上げて、ひじ張って、踏ん張って、背中をやや反る。気分はどうだ?」と魔法オタクの知識を総動員してお節介を焼く。さらにバーリーは「魔法にビビるなよ! 集中だぁ〜〜〜」と話しかけ、結局イアンは魔法に失敗してガソリンタンクではなくバーリーを小さくしてしまうのだ。兄バーリーは可愛い弟を心配しているからこそつい口を出してしまうが、弟イアンはそのお節介を少しうっとうしく感じるという、家族ならではの関係がユニークに描かれている。志尊と城田が演じる兄弟のコミカルなかけあいに注目だ。

 イアンとバーリーの旅の中では魔法がいくつも登場するが、劇中でイアンが魔法を使う時は、必ず“自分を信じる勇気”が必要になる。スキャンロン監督は魔法表現に“自分を信じて踏み出す”というメッセージを込めて描いたそうで、「イアンが魔法を使うためには、自分や相手を心から信じることが必要になるんだ。自分を信じ、チャレンジする勇気を持つことで、彼の成長する姿を描いているんだよ」と語る。また、イアンとバーリーについて、「イアンはとてもシャイで自分に自信がない普通の少年。バーリーは正反対で自信に溢れ好奇心旺盛な性格。バーリーはイアンを助けようと空回りしてしまい、イアンはバーリーに邪魔されることを恐れているんだ。そんな2人に必要なものは、お互いを信頼すること。とてもドラマチックなストーリーになったと思うよ」と明かしている。

■公開情報
『2分の1の魔法』
全国公開中
監督:ダン・スキャンロン
キャスト:トム・ホランド、クリス・プラット
日本版声優:志尊淳、城田優、近藤春菜ほか
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(c)2019 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

関連記事