“不動のヒロイン”新垣結衣、1年10カ月ぶりドラマ出演が主演じゃないワケ

 とはいえ、ドラマの中で新垣が登場するシーンが、賀太郎とさくらの絆の強さの裏付けとなっているのも事実。なぜ賀太郎がさくらを溺愛するのか、さくらという女の子の素直さがどこからきたものなのかが、回を追うごとに幸子のエピソードを通して明かされていくのではないだろうか。最終的には死の間際も描かれるのかもしれない。いずれにせよ、『親バカ青春白書』での新垣結衣が象徴するのは、“親バカ”の原因を作った存在であり、異色の父娘愛をいつになく真っ向から描こうとしている福田監督の“良心”なのではないかと思うのだ。

■渡部あきこ
編集者/フリーライター。映画、アニメ、漫画、ゲーム、音楽などカルチャー全般から旅、日本酒、伝統文化まで幅広く執筆。福島県在住。

■放送情報
『親バカ青春白書』
日本テレビ系にて、毎週日曜22:30〜放送
出演:ムロツヨシ、永野芽郁、中川大志、今田美桜、戸塚純貴、小野花梨、谷口翔太、野間口徹、新垣結衣ほか
脚本統括・演出:福田雄一
脚本:穴吹一朗ほか
チーフプロデューサー:池田健司
プロデューサー:高明希、鈴木大造(クレデウス)
協力プロデューサー:白石香織(AX-ON)
制作協力:AX-ON
製作著作:日本テレビ
(c)日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/oyabaka/
公式Twitter:@oyabaka_ntv

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