『ダンケルク』日本初上映のドルビーシネマに注目! 高まる『TENET テネット』への期待

 今回上映されるのはIMAX、4D、ドルビーシネマの三形態。『ダークナイト』同様、109シネマズ大阪エキスポシティとグランドシネマサンシャイン池袋の2館のIMAXレーザー/GTテクノロジー劇場では、IMAXカメラ撮影パートが最大1.43:1の画角まで拡張し、通常スクリーンに比べて上下合わせて約40%広がる仕掛けも施されています。これまで体感したことのないという方には、是非体験していただきたい上映形態となります。

 また、日本初となるドルビーシネマでの上映も見逃せません。ノーラン監督といえばIMAXという印象が強くありますが、その本質にはフィルムへの強いこだわりがあります。実際に『ダンケルク』も本公開の際、ノーラン監督の強い希望により、35mmフィルムによる上映が日本でも行われました。鮮明な色彩と幅広いコントラストで映像を映し出すドルビーシネマで、フィルムの質感がどこまで表現されるのかというのは、今回のリバイバル上映の大きな注目ポイントと言えるでしょう。

 今後は、『ダークナイト』『ダンケルク』に続き、『インセプション』の上映も決定しているノーラン祭り。海外のIMAX劇場では、新作公開や劇場リニューアルのタイミングで定期的にノーラン作品がリバイバル上映され、その度に世界中からファンが集まるというちょっとしたイベントになっているのですが、それと同じように日本でもノーラン作品を楽しめるという事実はとても感慨深いものがあります。上映を決断してくれたワーナー・ブラザースさんには感謝しかありません。また、2週間おきに作品が入れ替わっていることと、『TENET テネット』の公開が9月16日に決定していることを考えると、もう1作くらいは新たなラインナップの発表があるかもしれません。今年最注目のクリストファー・ノーラン監督の最新作『TENET テネット』を前に、ノーラン祭りで期待を高めていくのはいかがでしょうか。

■公開情報
『ダンケルク』
7月31日(金) IMAX/4D/ドルビーシネマにて公開
監督・脚本・製作:クリストファー・ノーラン
出演:フィン・ホワイトヘッド、ハリー・スタイル、ケネス・ブラナー、キリアン・マーフィー、マーク・ライランス、トム・ハーディほか
配給:ワーナー・ブラザース映画
上映時間:106分/製作:2017年/原題:Dunkirk
(c)2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
公開予定の上映劇場一覧:https://wwws.warnerbros.co.jp/tenetmovie/news.html?id=20200731001

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