元ナチス兵士がゴールキーパーとして国民的ヒーローに 『キーパー ある兵士の奇跡』10月公開

 2019年にドイツのバイエルン映画祭で最優秀作品賞に輝いた映画『The Keeper(英題)』が、『キーパー ある兵士の奇跡』の邦題で10月23日より新宿ピカデリーほかにて公開されることが決定。あわせてポスタービジュアルと特報映像が公開された。

 本作は、第二次世界大戦で捕虜としてイギリスの収容所に送り込まれたナチス兵士のバート・トラウトマンが、終戦後にイギリスとドイツを結ぶ平和の架け橋となり、やがて国民的ヒーローとして敬愛されたという実話から生まれた物語。

 トラウトマンを演じるのは『愛を読むひと』のデヴィッド・クロス。彼の妻のマーガレット役に『サンシャイン/歌声が響く街』のフレイア・メーバー、マーガレットの父親役に『天使の分け前』のジョン・ヘンショウ、収容所時代のトラウトマンにつらく当たるスマイス軍曹役に『ハリー・ポッター』シリーズのハリー・メリング、マンチェスター・シティFCの監督役に『リトル・ダンサー』のゲイリー・ルイスが名を連ねた。ドイツ国内で数々の賞を受賞してきたマルクス・H・ローゼンミュラーが監督を務めた。

 ポスタービジュアルには、トラウトマン夫婦の愛と絆を感じさせるカットから、ナチス兵としての戦争の過去、そして彼がゴールキーパーとして平和の架け橋となるまでのカットが散りばめられている。

映画『キーパー ある兵士の奇跡』特報映像

 特報映像は、ナチス兵士のバート・トラウトマンが、戦地で捕虜となり、敵国イギリスの収容所にいるシーンから始まる。収容所内でサッカーをしていたとき、地元チームの監督(ジョン・ヘンショウ)がトラウトマンのゴールキーパーとしての才能に目をつけてスカウト。その後、試合で功績をおさめて名門サッカークラブ「マンチェスター・シティFC」に入団するが、ユダヤ人が多く住む街で、元ナチス兵士という過去から、想像を絶する誹謗中傷を浴びせられてしまう。それでも彼を信じて支える妻(フレイア・メーバー)の姿や、ゴールを守り抜いて国民的ヒーローとして活躍するまでが映し出されている。

■公開情報
『キーパー ある兵士の奇跡』
10月23日(金)新宿ピカデリーほか全国公開
監督:マルクス・H・ローゼンミュラー
出演:デヴィッド・クロス、フレイア・メーバー、ジョン・ヘンショウ、デイヴ・ジョーンズ
配給:松竹
宣伝:ロングライド
2018年/イギリス・ドイツ/英語・ドイツ語/119分/スコープ/カラー/5.1ch/英題:The Keeper/日本語字幕:牧野琴子
(c)2018 Lieblingsfilm & Zephyr Films Trautmann
公式サイト:movies.shochiku.co.jp/keeper/

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