山崎育三郎×古川雄大「船頭可愛いや」の麗しき響き 『エール』が描く“夢を背負う”覚悟

山崎育三郎×古川雄大の麗しき響き

 その夜、一文無しの御手洗は帰りの電車賃を稼ぐために、久志と共に酒場で「船頭可愛いや」を披露。放送終了後の『あさイチ』では、ハモリの練習を重ねる山崎育三郎と古川雄大の姿が映し出された。ゲスト出演した古川は「僕は自由自在にハモれないんですが、育三郎さんは瞬時にハモれる」と事務所の先輩である山崎の実力について言及。また、御手洗を演じる上で新宿のバーを訪れ、トランスジェンダーの方にインタビューしたことを明かした。仕草や振る舞いをそこで学んだ古川は、「御手洗先生で雄大を知った人は、普段の雄大をみると驚くと思う」と山崎に言われるほど、普段とのギャップがある御手洗役を熱演。御手洗が裕一に自分の過去を語ったシーンでは、“私たちみたいな人を救ってほしい。あなたにはその才能がある”という思いで裕一にエールを送ったという。

 そして、物語終盤。お茶の間で裕一家族と、久志が和やかなやりとりを繰り広げていると、ある若者が家を訪ねてくる。「僕を弟子にしてくれないでしょうか?」。そう頭を下げた若者の正体は、昨日6月25日に新たな出演者として発表された岡部大(ハナコ)演じる田ノ上五郎だ。彼は裕一と同様、小山田先生(志村けん)の作曲入門を読み独学で作曲を学んできた役柄。次週からは一旦、出演者の副音声と共に第1話から本編が再放送されるが、五郎が第14週以降の展開にどんな影響を与えるのか楽しみだ。

■苫とり子
フリーライター/1995年、岡山県出身。中学・高校と芸能事務所で演劇・歌のレッスンを受けていた。現在はエンタメ全般のコラムやイベントのレポートやインタビュー記事を執筆している。Twitter

■放送情報
連続テレビ小説『エール』
2020年3月30日(月)〜9月26日(土)
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00〜11:15
※土曜は1週間を振り返り
出演:窪田正孝、二階堂ふみ、薬師丸ひろ子、菊池桃子、光石研、中村蒼、山崎育三郎、森山直太朗、佐久本宝、松井玲奈、森七菜、柴咲コウ、風間杜夫、唐沢寿明ほか
制作統括:土屋勝裕
プロデューサー:小西千栄子、小林泰子、土居美希
演出:吉田照幸、松園武大ほか
写真提供=NHK
公式サイト:https://www.nhk.or.jp/yell/

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