吉川晃司主演ドラマ『探偵・由利麟太郎』に赤楚衛二、水沢林太郎、長田成哉が出演
カンテレ・フジテレビ系にて6月16日より放送がスタートする吉川晃司主演の連続ドラマ『探偵・由利麟太郎』に、赤楚衛二、水沢林太郎、長田成哉が出演することが発表された。
本作は、『金田一耕助』シリーズで知られる横溝正史が世に送り出した、戦後初の本格長編小説『蝶々殺人事件』を含む『由利麟太郎』シリーズを初めて連続ドラマ化するホラーミステリー。京都を舞台に、おどろおどろしい奇怪な世界を現代風に新解釈して描く。
地上波連続ドラマ初主演を務める吉川が演じるのは、元警視庁捜査一課長という経歴を持つ、白髪の名探偵・由利麟太郎。そして、そんな由利を敬愛し、助手としてバディーを組むミステリー作家志望の青年・三津木俊助を、志尊淳が演じる。
6月23日放送の第2話「憑かれた女」に登場する、青年実業家・五月翔太を演じるのは、赤楚。祇園のクラブ「マダム・シルク」の常連客で、水上京香演じるクラブのホステス・吉岡エマの恋人だ。得体の知れない“黒い影”に襲われる悪夢に悩まされ、寝ても覚めても何かに憑かれたように錯乱するエマを心配し、その窮地から救おうとするが、やがて五月もエマも恐ろしい殺人事件に巻き込まれていく。
弱った恋人を救おうと必死になる男気溢れる五月を演じる赤楚は、『仮面ライダービルド』(2017年〜2018年/テレビ朝日系)で仮面ライダークローズ役で注目を浴びる。今年も映画『映像研には手を出すな!』や『思い、思われ、ふり、ふられ』などの公開を控えている。赤楚は、かつて、自身の父親と一緒に吉川のライブ映像を見ていたそうで、「ご一緒させていただけてとてもうれしかった」と吉川との共演を喜び、「愚直な愛を持って演じさせていただきましたので、そこを見ていただけたら」と、ドラマをアピールした。
7月7日放送の第4話、7月14日放送の第5話と2週にわたって放送される最終章「マーダー・バタフライ」に登場する、青年・雨宮順平を演じるのは、水沢。高岡早紀演じるオペラ界のスター歌手・原さくら率いる音楽団を陰で支える裏方で、鈴木一真演じる、さくらのメインマネージャー・土屋恭蔵の助手をしている。社会人になったばかりでミスも多く、要領が悪いと、上司である土屋に厳しく叱責される役回り。コントラバスケースの中からバラに包まれたさくらの遺体が発見されたことをきっかけに、吉川演じる由利麟太郎が、奇怪な難事件に挑んでいく。
物語をかき回すキーパーソン・雨宮を演じる水沢は、17歳の現役高校生。昨年、ドラマ『俺の話は長い』(2019年/日本テレビ系)や映画『ブラック校則』(2019年)など、人気作に出演し、昨年からファッション誌『メンズノンノ』の専属モデルも務めている。水沢は「僕自身ミステリーが好きで、出たくて、出たくて仕方がなかった」と語り、座長・吉川の印象を「『とんでもないな』と思った」と、その存在感に圧倒されたよう。また、撮影を振り返り「細かいところまで、すごく力をいれて作られたドラマだなと思いますので、ぜひ注目していただければ」とメッセージを寄せた。
6月16日の初回放送「花髑髏」には、呪われた一族、日下家の長男・日下瑛一役で、長田が登場する。新川優愛演じるイラストレーター・日下瑠璃子とは血のつながらない兄妹。養女である妹を女性として愛し、結婚を希望するが、父親である遺伝子研究者・日下瑛造に結婚をひどく反対され大げんかに。その後、日下が何者かに殺害されたため、容疑者となる。
主人公・由利麟太郎に、ある日“殺人を予告する挑戦状”が届き、物語がスタートする第1話。謎に包まれた日下家の長男・瑛一を演じる長田は、映画『ハンサム★スーツ』(2009年/フジテレビ系)で俳優デビュー。以来、連続テレビ小説『てっぱん』(2010年〜2011年/NHK)で、ヒロインの相手役を演じ注目を浴び、『科捜研の女』(2011年〜2016年/テレビ朝日系)など、話題作に相次ぎ出演する。俳優としてさまざまな経験を積む長田は、役柄について「挑戦した事のない“粘着質”な役」にワクワクしたと明かし、吉川との共演に「カッコ良すぎて…「あんなロングコートの似合う方が日本に居るんだ!と思いました」と感想を述べた。
コメント
赤楚衛二
今回出演させていただくことが決まり、以前父親とよく吉川晃司さんのLIVE映像を拝見させていただいていたので、ご一緒させていただけてとても嬉しかったです。吉川晃司さんのストイックさ、立ち居振る舞い、プロフェッショナルさ、全てがすてきで魅了されました。僕が演じる五月は、エマに対する愛だけは真っすぐな気持ちも持っていて、救いたいが故に、道を外してしまう役どころです。
愚直な愛を持って演じさせていただきましたので、そこを見ていただけたらなと思います。
水沢林太郎
最初聞いたとき、ミステリー作品に出演できる!と大喜びでした。僕自身ミステリーが好きで、出たくて、出たくて仕方がなかったので、今回出演させていただけて、とてもうれしかったです。吉川さんに、実際お会いしてみて、あの存在感にまず、『とんでもないな』と思いました。背中がとても大きくて、あんなに大きな背中を見たのは初めてです。撮影を振り返ると、細かいところまで、すごく力をいれて作られたドラマだなと思いますので、ぜひ注目していただければと思います。
長田成哉
今回お話をいただいて、台本を読んだ時に挑戦した事のない「粘着質」な役だなという印象でワクワクしました! 由利役の吉川晃司さんにごあいさつした時は、カッコ良すぎて…「あんなロングコートの似合う方が日本に居るんだ!」と、控え室で一人思っていました。1話からヘビーな内容のゲストで出させていただき光栄です。この作品独自のミステリアスな雰囲気をぜひお楽しみください。
■放送情報
『探偵・由利麟太郎』
カンテレ・フジテレビ系にて、6月16日(火)スタート 毎週火曜21:00~21:54放送
※5週連続 ※初回15分拡大放送
原作:横溝正史『由利麟太郎シリーズ』(角川文庫刊、柏書房刊)
出演:吉川晃司、志尊淳、木本武宏、どんぐり、田辺誠一
<第1話>「花髑髏」:新川優愛、長田成哉ほか
<第2話>「憑かれた女」:水上京香、赤楚衛二ほか
<第3話>「殺しのピンヒール」:村川絵梨、浅利陽介ほか
<第4話・第5話>「マーダー・バタフライ前編・後編」:高岡早紀、大鶴義丹、鈴木一真、吉谷彩子、佐野岳、板尾創路、水沢林太郎ほか
脚本:小林弘利
演出・プロデュース:木村弥寿彦(カンテレ)
プロデューサー:萩原崇(カンテレ)、森井敦(東映京都撮影所)、福島一貴(東映京都撮影所)
制作協力:東映京都撮影所
制作著作:カンテレ
(c)カンテレ