NEWS 増田貴久、キャラが活きるハマり役 今期の“癒やしドラマ枠”『レンタルなんもしない人』

 毎週水曜日深夜0時12分から放送されている『レンタルなんもしない人』(テレビ東京系)をご覧になっているだろうか。なんとも緩い雰囲気が魅力で、SNS上でも何かと盛り上がっている。何も考えずにリラックスして観ることができる、今期の“癒やしドラマ枠”ではないだろうか。

 同作は、Twitterに現れた「レンタルなんもしない人」が元ネタになっているドラマだ。過剰なサービスが広まる現代において、「なんもしない人(ぼく)を貸し出します」「ごくかんたんなうけこたえ以外、なんもできかねます」と宣言しながら、“なんもしない”を提供するサービスが2018年6月に突如誕生したのである。同作品は、そのお仕事ぶりをドラマ化した作品だ。4月15日に放送された第2話では、仕事でミスをしたWebディレクターの城戸隆志(岡山天音)の出社についていくだけという依頼を受けた森山(増田貴久)。ただ話を聞いていただけだけだが、知らず知らずのうちに城戸を勇気づけており、結果背中を押したことになっていた。こうした、ささやかだが確実に人の心を軽くする「レンタルなんもしない人」の毎度の活躍が、忙しい現代人に刺さる。増田本人も「頑張りすぎている人が多い今の時代、自分でも気づいていない心の穴を埋められるようなお話になったらいいなと思います」(引用:増田貴久、テレ東連ドラ初主演で“レンタルなんもしない人”に 「我ながらぴったりの役」)とコメントしており、まさしくその通りになっているのではないだろうか。

 その、レンタルなんもしない人・森山将太を演じるのがNEWS・増田貴久だ。Twitterを見ると、「まっすーに癒やされる」「萌える」「かわいい」……と好意的なツイートのオンパレードである。確かに、同作の中の森山は肩肘張らずひょうひょうと生きており、その肩のチカラの抜け具合が心地よい。不思議と、観ている方も穏やかな気持ちなってくる。そもそも、森山役は増田のハマり役なのだ。

 増田本人が「役作りはなんもしない方がいいのかなと思っています(笑)」(引用:増田貴久、テレ東連ドラ初主演で“レンタルなんもしない人”に 「我ながらぴったりの役」)と語っている通り、普段の増田もふわふわ笑顔で周りをハッピーにさせるタイプであることはご存知であろう。以前、今井翼が選ぶ「ジャニーズのいい人ベスト3」にも名前が挙がり(参考:2017年4月20日文化放送にて放送『今井翼のto base』)、「裏表がない。思いやりがあるし、真面目」とコメントされていたことがあった。「なんもしない」といいつつ、依頼人の心を軽くしてしまう“思いやり”、受けた依頼はきっちりこなす“真面目さ”、できる・できないをスッパリ言い切る“裏表のなさ”、まさに今井が表した増田の性格こそ、「レンタルなんもしない人」そのものなのである。

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