『麒麟がくる』佐々木蔵之介演じる藤吉郎が登場! 「一刻も早く出世したいと思いました(笑)」
毎週日曜日に放送されている大河ドラマ『麒麟がくる』(NHK総合)。このたび、第13回から初登場する佐々木蔵之介より、コメントが寄せられた。
本作は、大河ドラマ第29作『太平記』の池端俊策が脚本を手掛けた戦国時代劇。織田信長の家臣として知られ、日本史の一大事件のひとつ「本能寺の変」を起こした智将・明智光秀(長谷川博己)を主役とし、その謎めいた半生に光を当てていく。
佐々木が演じる木下藤吉郎は、後に豊臣秀吉として天下統一を果たす戦国時代の英雄。織田信長(染谷将太)の家臣として、持ち前の人懐っこさと庶民ならではの自由さを武器に、頭角を現していく。光秀の生涯のライバルとなる役どころだ。
佐々木は、撮影初日がたくさんの重い荷物を背負っての撮影だったそうで、「一刻も早く出世したいと思いました(笑)」と振り返る。また、視聴者に向けて「“こんなちょこまかしたヤツが出てきたか”と、楽しんでいただければ」とメッセージを送った。
制作統括の落合将は、「新しい時代の大河ドラマにふさわしい、従来のイメージをくつがえす、明智光秀最大のライバルにして敵」とその魅力を語っている。
佐々木蔵之介(木下藤吉郎役)
従来の秀吉のイメージは、明るくて愛嬌があって人懐っこくて、一般庶民と身近なイメージがあったりしますが、今回は明智光秀が主人公ですので、また違った見え方になるかと思います。藤吉郎は出世欲が強くがむしゃらです。初登場の第13回では、駒(門脇麦)さんに、字が読めなければ出世ができない、教えてくれと頼み込みます。とにかく今の貧しさから抜け出そう、這い出そうと、ひたむきです。
このシーンは、撮影初日でしたが、まだ外が暗いうちからの早朝ロケで、僕は裸足に草履で、衣装の布の表面積も少なく、とにかく寒かったです。さらに僕の体より大きくたくさんの重い荷物を背負っての撮影。一刻も早く出世したいと思いました(笑)。監督のたっての希望で、木にも登りましたし、楽しく撮影させていただきました。
後に太閤豊臣秀吉とまでになる役ですが、登場はもう小物感しかなかったです。視聴者のみなさまも「こんなちょこまかしたヤツが出てきたか」と、楽しんでいただければと思います。果たして藤吉郎がどんな人物で今後どう変化していくのか?そして、なぜ本能寺の変が起こったかという謎を『麒麟がくる』ではどのように描いていくのか、僕自身も楽しみにしています。
落合将(制作統括)
佐々木蔵之介さん演じる、秀吉=藤吉郎、ついに登場です!
登場から独特の存在感で「見たこともない秀吉」を全力疾走していただいております。
なぜか最初は駒や菊丸といった架空のキャラクターたちとのシーンが多いのですが、その分、史実にとらわれず、のびのびとお芝居いただいております。
まだ本格的に信長とのシーンはないのですが、新しい時代の大河ドラマにふさわしい、従来のイメージをくつがえす、明智光秀最大のライバルにして敵、佐々木蔵之介秀吉を、是非ご堪能いただければと存じます。
■放送情報
大河ドラマ『麒麟がくる』
NHK総合にて、毎週日曜20:00〜放送
BSプレミアムにて、毎週日曜18:00〜放送
BS4Kにて、毎週日曜9:00〜放送
主演:長谷川博己
作:池端俊策
語り:市川海老蔵
音楽:ジョン・グラム
制作統括:落合将、藤並英樹
プロデューサー:中野亮平
演出:大原拓、一色隆司、佐々木善春、深川貴志
写真提供=NHK
公式サイト:https://www.nhk.or.jp/kirin/
公式Twitter:@nhk_kirin