『絶対零度』上杉柊平×高杉真宙の過去が物語のカギに? 終幕に向けて深まる謎

 北見(上杉柊平)の衝撃の真相が発覚し、ミハン内に加害者がいる可能性が浮上。『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』(フジテレビ系)第8話は、いよいよ最終章となり徐々に事実が明るみになっていく。

 井沢(沢村一樹)の存在を快く思わない公安部の曽根崎(浜田学)は、ミハンシステムが探知していたものの、捜査できていなかった3人の危険人物が失踪した件について、井沢が仕置き人として制裁を下しているのではないかと指摘。この連続失踪事件のせいで疑われたミハンメンバーに対し、香坂(水野美紀)は濡れ衣を晴らすべく、真実を突き止めると宣言した。しかし、捜査を進めると一転、ミハンに協力的な姿勢を見せていた北見が3人の失踪に関与していることがわかる。

 さらに北見は、爆弾を作成するための薬品を集め、テロに加担している可能性も浮上。一方で、加賀美(柄本明)は第5話にインサートされた映像からもわかる通り、過去に映画館で起きた香坂の父親の毒ガス事件を巡り、北見と何らかの秘密を共有している。加賀美自身が犯したと告白している“とある罪”とはいったい何なのか。


 ついに東京サミットに仕掛けられるテロ事件へとリーチするミハンチーム。新たに散りばめられた謎によって、物語はますます深みを増していく。現状では、加賀美、香坂、北見が事件に大きく関わっていることがわかっているが、井沢はこれをどう収めるのだろうか。

 加賀美は、香坂の父が映画館で神経ガスを撒いた事件で北見となんらかの接点がある。過去にインサートされた映像が、ついにここで繋がった。加賀美は香坂とも毒ガス事件での秘密を共有している。さらに、北見は過去にストーカーから女性を救った際に、恨みを買って殺されそうになった経験がある。その時北見を救った人物は、まさに今ミハンが追っている事件と酷似した“仕置き人として制裁を下す”行為を行っていた。北見はこの人物を庇っているのか、はたまたこの人物の協力者なのか。こうした謎が幾重にも重なり合い、事件の謎はより複雑なものとなった。

関連記事