マイケル・B・ジョーダンとジェイミー・フォックスがお互いを賞賛 『黒い司法』インタビュー映像

 2月28日に公開される映画『黒い司法 0%からの奇跡』より、特別映像が公開された。

  本作は、冤罪の死刑囚たちのために闘う弁護士ブライアン・スティーブンソンが起こした奇跡の実話を映画化したもの。黒人への差別が根強い1980年代アラバマ州、犯してもいない罪で死刑宣告された黒人の被告人ウォルターを助けるため、新人弁護士ブライアンは無罪を勝ち取るべく立ち上がる。しかし、仕組まれた証言、白人の陪審員たち、証人や弁護士たちへの脅迫など、数々の差別と不正がブライアンの前に立ちはだかる。果たしてブライアンは、最後の希望となり、彼らを救うことができるのか。可能性0%からの奇跡の逆転劇に挑む。

 『クリード』シリーズ、『ブラックパンサー』のマイケル・B・ジョーダンが主演を務め、弁護士ブライアンを演じる。また、不当な判決を受ける死刑囚ウォルター役をジェイミー・フォックス、ブライアンと共に黒人死刑囚を助けるための法律事務所で働く女性エバ役をブリー・ラーソンが務める。

映画『黒い司法 0%からの奇跡』特別映像

 公開された映像は、ジョーダンとフォックスの2ショットインタビュー。別のインタビューでフォックスは「最も真っすぐな性格の持ち主のひとりだ。そんなマイケルが製作にも携わっているということは、この映画は間違いなく素晴らしいものになると感じた」と明かし、対するマイケルも「長い間尊敬してきた僕の良き先輩。ウォルター役には彼が適任だと思った」と熱い信頼関係を築いている2人が饒舌に語っている。

 ジョーダンは「ブライアン・スティーブンソンと初めて会ったとき、僕はこの役をやると感じたんだ。だから積極的にブライアンに話しかけたけど、逆に彼にも審査されていた気がする。彼のような英雄を演じることに責任と名誉を感じていたし、スクリーン上でブライアンの功績を描けてとても嬉しいんだ」と役が決まったときの気持ちを答える。フォックスに連絡を入れたのはジョーダンだったそうで、「マイケルから電話がきたんだ。『素晴らしい作品がある』って。オファーをもらって、とても光栄だったよ。ブライアンの物語を世界に知ってもらうため、全力で臨もうと思った。ブライアンはマイケルが演じることに何の不安もなかったと思う。ブライアンのファンが『あなたの役は誰?』と聞いても『マイケル・B・ジョーダン』と答えれば、それだけで歓迎されるはずだ。ブライアンが人生を捧げた仕事の一部になりたいと思った。素晴らしい映画になったと思う」と感謝とともに本作への意気込みを感じさせる。

 実在の人物を演じきったことに関してジョーダンは、「誰かの人生を演じる時には誠実さやその人への敬意を持つことが大切だ。その人物を正確に表現するために絶え間ない努力をする。映画史に残る映画だからこそ、細心の注意を払う必要があった。ジェイミーも同じように感じていたと思う。これらの役を演じるのは光栄なことなんだ」と話し、それを受けてフォックスは「とても光栄なことだよ。また、これは後世に伝えるべき物語だ。マイケルとともに取り組んで、芸術性のある作品でありながら、行動を喚起する映画に作り上げていったんだ」とブライアンとウォルターのように二人三脚で、取り組んだことに言及している。

■公開情報
『黒い司法 0%からの奇跡』
2月28日(金)ロードショー
出演:マイケル・B・ジョーダン、ジェイミー・フォックス、ブリー・ラーソンほか
監督:デスティン・ダニエル・クレットン
脚本:デスティン・ダニエル・クレットン、アンドリュー・ランハム
原作:『黒い司法 黒人死刑大国アメリカの冤罪と闘う』ブライアン・スティーブンソン著(亜紀書房刊)
配給:ワーナー・ブラザース映画
(c)2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
公式サイト:kuroi-shiho.jp
公式Twitter:https://twitter.com/warnerjp

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