「患者はウソをつく」 『病室で念仏を唱えないでください』には心を隠している医師も?

『念仏』で描く、患者のウソ

 あおば台病院全体がチームとしてまとまりつつある中、濱田(ムロツヨシ)は澁沢(余貴美子)と共謀して何かを企てている。『病室で念仏を唱えないでください』(TBS系)の第6話では、ウソの中に隠された真実について描かれた。

 松本(伊藤英明)の謹慎が解け、ついに児嶋(松本穂香)と揃って働けることになる。そんな時、救急に三宅(中谷美紀)の元カレの洋平(吉沢悠)と整形外科医の藍田(堀内健)が運ばれてきた。三宅は搬送されてきた患者がかつての彼氏だったことに動揺を隠せない。洋平はOPCA(オリーブ橋小脳委縮症)という病気を患っていた。遠くない将来に命を落とすという事実に苦しみ、家族に対しても三宅に対しても心を閉ざしてしまった洋平。そんな洋平の心を、松本は解きほぐし、素直に気持ちを伝えられるようになるまで回復させた。

 その松本にヒントを与えたのが、骨折で運ばれてきた松本の“仲間”、藍田の言葉だった。自分が患者の立場になり、初めて患者が“ウソ”をつくのだとわかったという。

 その一方で、何かを企む濱田は、大物芸能人の御代田信(藤井隆)を患者として受け入れることで、リスクはあるがメリットを得られると、難しい手術を一手に引き受ける。手術では、見学していた児嶋が鼠径ヘルニアの疑いがあることを指摘するも、執刀の助手を務めた瀬川(安井順平)は聞き流し、その後、御代田は腸閉塞を起こしてしまった。

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