亀梨和也が“売れない芸人”役でホラー初挑戦 監督・中田秀夫で『事故物件 恐い間取り』映画化

亀梨和也×中田秀夫で『事故物件』映画化

 ベストセラーノンフィクション『事故物件怪談 恐い間取り』が亀梨和也主演で映画化され、8月28日に公開されることが決定した。

 2012年よりテレビ番組『北野誠のおまえら行くな。』(エンタメ〜テレ☆シネドラバラエティ)の企画により事故物件に住み始め、以降、大阪、千葉、東京、沖縄で実際に9軒の事故物件に住んできた松原タニシの体験をそれぞれ間取り付きで紹介した原作は、発売から2カ月にして異例の増刷14刷りとなり、現在までにノンフィクションとしては異例の10万部を突破している。

 物語は、松原の実話をベースに、売れない芸人・山野ヤマメが先輩から「テレビに出してやるから事故物件に住んでみろ」と無茶ぶりされ、殺人事件が起きた事故物件に住むところから始まる。1軒目の部屋で撮影された映像の中には白いものが映っていたり、音声が乱れたり、番組からの期待も高まる中、ネタ欲しさに事故物件を転々としていくヤマメ。やがて様々な怪奇現象に遭遇し、「事故物件住みます芸人」としてブレイクを果たすが……。

 主演の亀梨が、物語の主人公・山野ヤマメを演じる。メガホンを取るのは、『リング』(1998年)で日本映画界のホラーブームを牽引しハリウッドへも進出、『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』の公開も控える中田秀夫。クランクアップは2月末頃を予定している。

亀梨和也(主人公・山野ヤマメ役)コメント 

ジャニーズに入って間もない頃に日本テレビの『怖い日曜日』という番組で案内役を務めた事はあったんですが、自分自身がホラー作品に出演するのは今回が初めてです。またJホラーを代表する中田監督とも初めてご一緒させて頂きますが、撮影現場の雰囲気も今からとても楽しみです。今回は芸人役にも挑戦しますが、仲良くさせて頂いている若手芸人さんも多いので、お話を聞かせてもらったり、参考にさせてもらっています。クランクインまでにライブも見に行きたいと思っています!
僕自身の最近の不思議な体験は、昨年末に中田監督との顔合わせに行く時、急に移動車のエンジンがかからなくなって故障してしまったんです。直したはずなんですが、昨夜、車内でマネージャーさんから台本をもらった時にまたエンジンが止まってしまったんです! 不思議な出来事でしたが、これも撮影に向けて気を引き締めろということかなと思いました。ただ、できることなら車は変えてもらいたいですね(笑)。 
普段自分を応援してくださっている方々にとっても初めての姿をお見せできると思いますし、ホラーファンの方々にとっても自分は初めましての存在だと思うので、色んな方に楽しんで頂ける作品にできるよう撮影に励みたいと思います。

原作者・松原タニシ コメント 


7年前、何の仕事もなかった一介の芸人が、テレビ番組「北野誠のおまえら行くな。」の企画で事故物件に住み始め、その経験が書籍化され、そしてまさかの映画化にまでされてしまう展開を、一体誰が想像できたでしょう。しかも主役が亀梨和也さん。そして監督が『リング』の中田秀夫監督。豪華すぎます。
さて、これは単なるホラー映画ではありません。『事故物件怪談 恐い間取り』を原作として実写化されるということは、ファンタジーの世界ではなく、映画に登場する事故物件が現実にこの日本のどこかに存在するということです。
果たして僕が過ごした「恐い間取り」達が、スクリーンの中でどう生まれ変わり、どんな恐怖を見せてくれるのか、非常に楽しみです。

監督・中田秀夫 コメント

「事故物件に住む=前住者である亡霊との共同生活」…今作の原作者、松原タニシさんは常人なら絶対にしたくないことを仕事にしている。ホラー映画をこれだけ撮ってきた私も今回ばかりは、さすがにリアルに恐いのだが、幸い主演の亀梨和也さんが、面白いアイディアをどんどん提案してくださっていて、彼との初タッグをとても楽しみに撮影準備できている。「住んでいる部屋が恐い」という、 誰しも逃げようのない恐怖と共に、亀梨さんが劇中で住む四つの部屋の、極上の「地獄巡り」を楽しんでいただきたい。

■公開情報
『事故物件 恐い間取り(仮)』
8月28日(金)全国公開
原作:松原タニシ『事故物件怪談 恐い間取り』(二見書房刊)
主演:亀梨和也
監督:中田秀夫
脚本:ブラジリィー・アン・山田
企画・配給:松竹
制作プロダクション:松竹撮影所
(c) 2020「事故物件 恐い間取り」(仮)製作委員会
公式Twitter:@jikobukken2020

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