ベネディクト・カンバーバッチが「世紀の発明王」に 『エジソンズ・ゲーム』来年4月公開決定

 映画『The Current War(原題)』が『エジソンズ・ゲーム』の邦題で2020年4月に全国公開されることが決定。あわせて日本版ポスターが公開された。

 マーティン・スコセッシが製作総指揮をとる本作は、世紀の発明王トーマス・エジソンと戦略で支配を広げるカリスマ実業家ジョージ・ウェスティングハウスの壮絶なビジネスバトルを描いた人間ドラマ。天才発明家エジソンを、『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』で、アカデミー賞にノミネートされたベネディクト・カンバーバッチが、ライバルのウェスティングハウスを『シェイプ・オブ・ウォーター』のマイケル・シャノンが演じる。さらに、二人の対決の鍵を握る若き天才科学者・テスラ役を『女王陛下のお気に入り』のニコラス・ホルトが、エジソンを支える助手役をトム・ホランドが務める。

 当初、本作はワインスタイン・カンパニーの作品として、2017年にトロント国際映画祭で初お披露目され全米公開を予定していた。しかし共同創業者のハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ疑惑が発覚、同社は破産に追い込まれ、映画は公開延期を余儀なくされた。その後、ワインスタイン・カンパニーは買収され、新たな101Studios という配給会社により、今年10月に全米公開された。当初のトロント映画祭で披露された本編は、ワインスタイン・カンパニーの強い圧力によってまとめられた、製作陣にとって不本意なバージョンだったという。本作の製作総指揮であるスコセッシ監督は、それを完成版と認めず製作陣による再編集を支援した。監督たちは、キャストを集め、たった1日限りの再撮影を実施。元のバージョンから10分を削り、新たに5つものシーンを追加した。

 公開されたポスタービジュアルでは、カンバーバッチとシャノンの真剣な表情が切り取られており、「未来を照らすのは、誰だ」とコピーが綴られている。ホランド演じる、エジソンの右腕・インサルとホルト演じるテスラの姿が切り取られている。

■公開情報
『エジソンズ・ゲーム』
2020年4月、TOHO シネマズ日比谷ほか全国公開
監督:アルフォンソ・ゴメス=レホン
出演:ベネディクト・カンバーバッチ、マイケル・シャノン、トム・ホランド、ニコラス・ホルト
原題:The Current War: Director’s Cut/2019年/アメリカ/108分/スコープ/5.1ch/字幕翻訳:松浦美奈/字幕監修:岩尾徹
後援:一般社団法人 電気学会
配給:KADOKAWA
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公式サイト:edisons-game.jp

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