『ニッポンノワール』北村一輝の黒幕説も浮上 『3年A組』の名台詞「レッツ・シンク」も鍵に?

 賀来賢人が主演を務めるドラマ『ニッポンノワール ー刑事Yの反乱ー』(日本テレビ系)が、10月28日に第3話を迎えた。

 才門(井浦新)の黒幕説が一気に濃厚になった第2話。清春(賀来賢人)は、名越(工藤阿須加)、本城(篠井英介)と毎話激しい銃撃バトルを繰り広げてきたが、第3話ではついに才門との直接対決が繰り広げられる。

 才門の口から明らかになるのは、咲良(夏帆)の姉であり才門の婚約者だった星良(入山法子)が警察の極秘プロジェクトに参加し、その実態を暴こうとして殺されたこと。その犯人は、10億円強奪事件の犯人で警察と繋がっていた宝生順平。命を懸けて暴こうとした星良のため、真実を知ろうとした碓氷(広末涼子)は殺され、才門は犠牲が出ようとも警察の秘密を探り出そうとしている。つまり、碓氷の死、10億円強奪事件は確実にリンクしており、その裏には警察、はたまたそれ以上の巨大な組織が存在しているということだ。

 そして、ラストに才門から告げられる衝撃の一言が。「ホンボシは南武(北村一輝)」。また、碓氷の息子・克喜(田野井健)は南武の息子かもしれないというのだ。克喜にガルムフェニックスを教え、今も親子のように親しい間柄の南武。しかし、ここまでで多くの疑惑が覆ってきたことからも、俄かには信じられなくもある。

 克喜の父親が誰なのかという謎は、第1話の時点から話題になっていた。第3話では、克喜がある薬を服用しており、自身の口から母親が亡くなった後、不安になったり孤独を感じると感情が抑えられなくなると話す。実際に、克喜は喫茶店「bonnaro」で暴れ出すが、それは時を同じくして清春と才門が泥のような殴り合いをしていた頃と一致するのだ。振り返れば、第1話では清春が名越を刺し殺そうとした際、拳銃で制止したのは克喜だった(第2話で克喜は本城に拘束されていた)。この事実から克喜の父親は清春なのではないか、という考察も思いつくが、本編で何度も指摘されているように、この物語は壮大で複雑。この安易な推理もやがて泡沫のごとく消えていくのかもしれない。

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