『シャーロック』は今までにない異色のホームズ作品に “ワトソン”岩田剛典の設定が今後のカギ?

 すでに第1話の段階で中尾明慶や松本まりか、松井玲奈といったゲストキャストの豪華さが目についたり、海に浮かぶクルーザーを俯瞰ショットで写しながら海面に時間設定のテロップを入れるという大胆さと仰々しさで「月9ドラマ」としての堂々たる風格を放ってみせる本作。第2話からは本格的にミステリーとして始動するのか、そして設定や小ネタだけでなく原作のエピソードを現代東京に置き換えた脚色が為されるのかなど、なかなか興味が尽きない作品となりそうだ。

■久保田和馬
1989年生まれ。映画ライター/評論・研究。好きな映画監督はアラン・レネ、ロベール・ブレッソンなど。Twitter

■放送情報
『シャーロック』
フジテレビ系にて、10月7日(月)スタート 毎週月曜21:00~21:54
出演:ディーン・フジオカ、岩田剛典、山田真歩、ゆうたろう、佐々木蔵之介ほか
原作:アーサー・コナン・ドイル『シャーロック・ホームズ』シリーズ
脚本:井上由美子
プロデュース:太田大
演出:西谷弘
制作・著作:フジテレビ第一制作室
(c)フジテレビ
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/sherlock/

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