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『凪のお暇』に込められた“人生のハンドルを握る勇気” 黒木華が2つの恋に決着をつけた最終回

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「今ね、ちょっとだけ未来が楽しみなんだ」

 金曜ドラマ『凪のお暇』(TBS系)が、ついに最終回を迎えた。“自分を変えたい“と、仕事も、恋も、SNSも、全て捨てて“お暇“をとった主人公・凪(黒木華)。「お前は絶対変われない」と言い放ったモラハラ元カレ・慎二(高橋一生)も認めざるを得ないくらい、凪はこの夏で大きく変わった。

 それは自分の手で、人生のハンドルを握る勇気を持つということ。誰かにルートを決められたり、助手席に乗っているだけなら、リスクは少ないかもしれない。道に迷ったり、間違えたのではと後悔したり、その先が闇かもしれないと怯えたりしなくてもいい。でも、自分で決めた道ならば、心細くてもきっと希望を持って突き進むことができるはず。“お暇“の出口は、「選ぶ」という言葉がキーワードになった。

 凪を温かく迎えてくれたアパート「エレガンスパレス」の取り壊しの日が近づいていた。それぞれ「これからの人生」を考えるタイミングが迫っていたのだ。松山の旅館のお嬢様だった緑(三田佳子)は、家や婚約者を押し付けた妹に会いに行く。緑が繰り返し見ている映画『ローマの休日』でオードリー・ヘップバーンが演じた王女は、まさしく家から逃げた緑の心境そのもの。映画では、王女は城に戻るが、緑はそこから長いお暇へ。数十年ぶりの再会に、妹は「それで? 幸せだった?」と緑に問いかける。

 「どっちでも同じね。どうせ最後は独りなんだもん」。そう、私たちはこの世に出てきたときも、あの世に逝くときも結局は独りだ。だからこそ、生きている間は人と繋がりたいと願う。自分が誰と縁深くなるかは、自分の人生を選ぶのと等しい。アパート「エレガンスパレス」でみんなが出会ったのもそうだ。ハローワークで知り合った坂本龍子(市川実日子)ともそう。ひょんなことで知り合い「そんなつながりから」というところから、愛が生まれることもある。親は選べないけれど、住む場所も、仕事も、恋人も、友人も、行きつけのお店も、または1人で生きていくかどうかも……こんなにも自分で選べる時代は、振り返ってもなかなかない。そんなことに気づかされる最終回だった。

      

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