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堀田真由が語る、主演と助演とでのスタンスの違い 「一番大事なのは、その役を愛すること」

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 『舟を編む』で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した渡辺謙作が監督・脚本を務めた映画『プリズン13』が、8月30日より公開となった。スタンフォード監獄実験をもとにした本作は、監獄実験の被験者となった12人の男女が、看守と囚人に分かれ、壮絶なゲームに挑む模様を描いた密室サスペンスだ。

 主人公のマリを演じたのは、ドラマ『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系)や現在放送中の『べしゃり暮らし』(テレビ朝日系)、『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~』など出演した映画の公開が続々待機している堀田真由だ。主人公をサポートする役を演じることが多い彼女は、久しぶりの主演作にどう挑んだのか。撮影の裏側から自身の役者像まで、じっくりと語ってもらった。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】

「等身大の自分でいることができた」

ーー「スタンフォード監獄実験」をもとにした今回の作品はかなり攻めた企画ですよね。オファーを受けた時の心境をどうでしたか?

堀田真由(以下、堀田):映画の題材になった「スタンフォード監獄実験」についてはお話をいただくまで知らなかったんです。お話をいただいてから「なんだろう?」と思って調べてみたら、恐ろしかったです……。最初に台本を読んだ段階では、「本当にこんなふうになるのかな?」と半信半疑みたいなところもあったんですけど、実際に撮影に入ってその立場になってみると、「確かにそうなるな」と精神的な部分での理解が深まりました。あと、今回は主人公のマリという女の子がどんどん成長していく物語でもあるので、自分自身でも「こうした方がやりやすいかもしれません」など、台本を読みながら監督に提案させていただいたりもしました。

ーー“密室”というと、教室に囚われる生徒役を演じた『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系)とも共通しますよね。

堀田:そうなんです。なので、そういう部分では繋がるというか、「ご縁があるな」とも感じていました。

ーー『3年A組』では高校生の役でしたが、今回演じられたマリは大学生の設定です。

堀田:『3年A組』もそうでしたが、わりと制服を着る役を演じることが多いのですが、今回は21歳という自分自身と同じ歳の設定だったので、等身大の自分でいることができたような気がします。マリと自分が近い部分もあったので、ストレスなく演じることができました。

ーー近い部分というのは具体的にどのあたりが?

堀田:マリは自分の中で思っていたり考えていたりすることがあると思うんですけど、グループの中で多くの人が「YES」と言ったら、たとえ自分では「NO」と思っていても「YES」と言ってしまう。そういうところは私も一緒だなと思いました。少人数だと自分の意見を言ったり、よく喋ったりするんですけど、大人数になると受け身になってしまうんですよね。一方で、“譲れないことは絶対に譲れない”というような、自分の意見を貫く部分も徐々に芽生えてくる。私自身も少しそういう頑固なところがあるので、そこも似ていると感じました。

ーー撮影もドキュメンタリー的な手法が採用されていて、まるで舞台を観ているかのような印象も受けました。

堀田:そうなんですよ。冒頭のそれぞれのキャラクターの自己紹介の部分は結構リハーサルを重ねたりもしたのですが、あとは12台のカメラがそれぞれどこにあるかを意識しながら、本当に感じたままで、というイメージでした。私はまだ舞台を経験していないのですが、映画を撮っている感覚はあまりなかったですね。ちょっとリアリティーショーみたいな感じだなと思いました。

ーー今までやってきたドラマや映画の撮影とは違う感覚だったと。

堀田:やっぱり違う感覚はありましたね。他の作品だと、自分が映っていない時はカメラの位置によってはお休みする時もあるんですけど、今回は12台カメラがあって、誰がどう動くかもわからなかったので、セリフがなくてもその場にいなければいけないことが多かったんです。そういう意味では大変な撮影でした。

ーーそういう撮影の仕方だと、キャストやスタッフの一体感もより強いものになっていきそうですね。

堀田:確かに一体感はすごくありました。みんないい作品にしようという気持ちを持ってひとつの空間にいるわけなので、「こうしたいね」とか「ここはこっちの方がいいですよね」というディスカッションも自然と多くなって、何かが生まれていく感覚がすごくありました。映画では登場人物たちが囚人か看守かに分かれるのですが、囚人チームと看守チームとで、またそれぞれチームワークが無意識的に深まったところもあったと思います。

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