Snow Man初主演ドラマがSNSで話題に 岩本×渡辺×目黒×ラウールの演技が“ヤバ怖”を盛り上げる

 そんな渡辺に対し、目黒は普段と真逆の役を演じている。素の目黒はどちらかと言えば勝ち気でポジティブ、気まぐれなタイプ。しかし演じるワンちゃんこと秋田若大は極度の小心者。仲間たちに置いていかれそうになる度に「一人にしないでよぉ」「待ってよぉ」と泣きそうになっている。1話でも、掃除に訪れた古びた日本家屋で髪の毛を見つけるたび、心霊的な想像に結びつけ、一人で怖がっていた。自身でも「自分と真逆な役というギャップに最初は苦労しました」と語っているが、(参考:https://www.ntv.co.jp/oshigoto/articles/291xnad7e15pwcz40e2.html)それを感じさせない小心者感が表されている。気弱な目黒の姿が見られるのも、同作品の楽しみ方かもしれない。

 最後は、ラウールだ。まだ16歳の彼にとって、同作は初のドラマ出演、初の主演となった。ラウールが演じるのは、冷静沈着で怖いもの知らずの20歳のディレクター、モモこと百本豪。「モモちゃん、まじドS」というセリフが度々でてくるが、そんな突拍子もないモモの存在がドラマの「ヤバさ」を引き立てているように感じる。少しミステリアスなところがあるとらえどころのない役のため、正直、ドラマが始まる前はおせっかいながらも心配であった。しかし、それは杞憂に終わっている。渡辺が「ラウールは、ドラマ出演が初めてだったけど、一番ナチュラルに演技していました」とコメント(参考:https://www.ntv.co.jp/oshigoto/articles/291xnad7e15pwcz40e2.html)していた通り、棒読みでもなく、オーバーでもなく実に自然な演技だ。10月26日スタートの『決してマネしないでください。』(NHK総合)への出演も決定したラウール。『簡単なお仕事です。に応募してみた』の中でも成長を見せてくれるのだろう。

 8月8日に行なわれた『ジャニーズJr.8・8祭り ~東京ドームから始まる~』で、2020年にSixTONESと同時CDデビューを果たすことが発表されたSnow Man。8月7日には、Snow Man・阿部亮平、宮舘涼太、佐久間大介が同作のエキストラオーディションを開催したという発表もあった。同作放送されているのはまだ3話目、ストーリーの展開とともにSnow Manメンバーたちの演技も楽しんでいきたい。そして今後、ドラマや映画でさらなる活躍を見せてくれることにも期待が高まる。

(文=高橋梓)

関連記事