磯村勇斗、『時効警察はじめました』にレギュラー出演 「僕、オダギリさんの大ファンで…!」

磯村勇斗、『時効警察はじめました』出演

 今年10月からスタートするドラマ『時効警察はじめました』(テレビ朝日系)に磯村勇斗が出演することが決定した。

磯村勇斗

 本作は、2006年1月クールの金曜ナイトドラマ枠で放送され、翌年4月クールにもパート2『帰ってきた時効警察』として放送。“時効成立事件”にスポットを当てた、シュールな小ネタ満載の脱力系コメディーミステリーとして人気を得た。主人公・霧山修一朗を演じるのは、オダギリジョー。そして、時効捜査の“助手”・三日月しずか役は麻生久美子が続投する。

 新レギュラーとして加わった磯村が演じるのは、霧山と同じ総部署・時効管理課に所属する無類のイタズラ好きメンバー・又来(ふせえり)の息子・又来康知。超優秀な若きエースで、クールかつミステリアスだが、磯村曰く「すごくブレブレで、ツッコミどころが多い人」だという。紆余曲折の人生を歩んできており、多感な思春期の頃はツッパっていたという過去を持つ。磯村は以前から本作を視聴しており、今回が初共演となる主演オダギリジョーの大ファンでもあり、霧山と三日月の付かず離れずのペアも好きだったそうだ。

 また、おなじみの交通課メンバーとして、内藤理沙と田中真琴も初参加。それぞれ、浜田山と久我山と、本シリーズではおなじみ京王井の頭線の駅名を掲げた新人として登場する。

磯村勇斗 コメント

『時効警察』への出演について

以前から『時効警察』が好きで見ていたので「ついに皆さんとご一緒させていただける機会が来たのか!」と、うれしかったです。霧山さんと三日月さんのペアがとても微笑ましくて大好きだったんですけど、今回は2人の関係性を目の前で拝見できて、すごく素敵な現場にいるな、と感じています。

オダギリジョーと麻生久美子について

実は僕、オダギリさんの大ファンで…! オダギリさんが髪を伸ばしたら僕も伸ばして一つ結びにしたり、オダギリさんがレザーのロングコートを着ていたら僕も買ったり…と、デビュー前はよく真似をしましたし、出演作も片っ端から拝見していたんです。ただ、さすがに霧山ヘアはハードルが高くて、真似できませんでしたけど…(笑)。とにもかくにも、憧れのオダギリさんとの初共演に最初すごく緊張しました。オダギリさんは穏やかな方で、撮影合間も一緒にお話をしてくださるんですけど、やっぱり今でも一方的に緊張します(笑)。麻生さんも本当におきれいな上に、“永遠の10代“みたいな可愛い仕草が素敵で…! 本っ当にドキドキする現場です。

又来の息子役について

いやもう、面白かったですね(笑)! 又来さんが強烈なキャラクターなので、息子はどう育っていったんだろう…と気になる部分だったんですよ。ふたを開けたら、最初は優秀な理系男子という描写なのに、回を追うごとに「元ツッパリ」とか、いろんな設定が出てきて…! 僕も康知も年齢的にはツッパリ世代じゃないはずなんですけど(笑)、わざわざ時代をさかのぼって“昭和ど真ん中のツッパリ”をやる…というボケがたまらない! すごくブレブレで、ツッコミどころが多い人だなって、面白くなりました。

演じる上で気をつけていること

力を入れすぎるわけでもなく、力を抜くわけでもない――『時効』の空気感に馴染むには、糸をピンと張りつつも、どこか弛むような余裕を残さなきゃいけないと思いながら臨んでいますね。というのも、『時効』は台本を超えたアイデアがたくさん飛んでくる現場。瞬時に反応できる柔軟性と視野が必要ですし、そこにしっかりと食らいついていきたいので、自分からもいろいろ提案させていただいています。

『今日から俺は!!』と重なる元ツッパリ役について

僕も当初はそうかなって思ったんですけど、あれをなぞると、まったく違うキャラになってしまうので、今回は康知なりの新しいツッパリ像を出したいな、と。母ちゃんと掛け合い共々楽しんで演じたいです。

ふせえりとの共演

ふせさんとは普段から、息子と母ちゃんみたいな立ち位置ですね。そういえば先日、ふせさんからモリンガという凄く苦い“実”を頂いたんです。食べた後に水を飲むと、ただの水がすごく甘く感じる不思議な実なんですが、僕は少ししか水を飲まなかったから、すごく苦くて、口の中がイガイガしながら撮影をするハメになっちゃって…(笑)。でも、それも面白いなって! そういうことも全部含めて『時効』の空気なのかなぁ、と思って楽しみました。

個性的な監督と脚本家が多数参加する『時効警察』について

三木(聡)さんが作られたベースラインの幹から、柔軟に細い枝を育てていくような感覚なんですけど、監督によってアイデアも演出方法も全然違うので、すごく新鮮です。僕も俳優として、もともとある『時効』の空気を大切にしながら、会話をしっかり楽しんで演じることを意識して臨みたい。最終的に“お芝居を楽しめる体”を自分のものにできたらいいなぁ、と思います。

内藤理沙 コメント

出演が決まったときは、すごくうれしかったです。レギュラー陣の皆さんが12年前と全然変わらず、台本を読んでいても前のシリーズがそのままよみがえっている感じがして、現場に入るのがすごく楽しみでした。現場では皆さん、家族みたいに仲がよくて、一緒に作品を作り上げているんだなって伝わってきます。私もその一員として、視聴者の方に楽しんでもらえるように頑張ります。

田中真琴 コメント

私が初めて心から面白いと思った邦画が、三木(聡)監督とオダギリジョーさんがタッグを組んだ映画『転々』(2007年)でした。あのお二人が関わる『時効警察』に自分が少しでも携われるということで、とても緊張しましたし、うれしかったです! 12年から続く作品に出られるなんて奇跡! 今までの『時効警察』の流れや雰囲気に馴染みつつ、私たちがいることでさらに加速させられたらなって思います。

■放送情報
金曜ナイトドラマ『時効警察はじめました』
テレビ朝日系にて、10月スタート 毎週金曜23:15~深夜0:15放送(※一部地域を除く)
出演:オダギリジョー、麻生久美子、吉岡里帆、豊原功補、ふせえり、江口のりこ、緋田康人、光石研、岩松了、磯村勇斗、内藤理沙、田中真琴
脚本・監督:三木聡ほか
ゼネラルプロデューサー:横地郁英(テレビ朝日)
プロデューサー:大江達樹(テレビ朝日)、遠田孝一(MMJ)、山本喜彦(MMJ)
制作:テレビ朝日、MMJ
(c)テレビ朝日

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