柳ゆり菜、コムアイら出演 地下芸人・横須賀歌麻呂の半生を描く『東京アディオス』10月公開へ

『東京アディオス』10月公開へ

 地下芸人・横須賀歌麻呂の半生を描く映画『東京アディオス』が、10月11日に公開されることが決定した。

 本作は、『Mr.マリック超魔術シリーズ』や、連続ドラマ『女王の教室』(日本テレビ系)を経て映画監督デビューを果たす大塚恭司による、地下芸人・横須賀歌麻呂の半生を描く妄想スペクタクル作。大塚監督が過去35年間で出会った中で最高におもしろい芸人と言わしめる、横須賀歌麻呂本人が主役として出演する。

 「地下芸人の帝王」と呼ばれる横須賀歌麻呂は、日夜過酷なバイトと全く金にならないライブでの新ネタ作りに追われていた。彼の創作の原動力は、とにかく客を笑わせたいという本能と、絶好調のライブに必ず現れる一人の女性客。彼女の励ましによって、横須賀は単独ライブの大成功を強く決意する。しかし、彼を取り巻く現実はあまりにも過酷で、肉体的にも精神的にもボロボロの状態に追い詰められていく。

 ヒロイン役には柳ゆり菜が決定。そのほか、コムアイ(水曜日のカンパネラ)、村上淳、占部房子、チャンス大城、藤田記子、柴田容疑者が出演する。また、東京ブラボーやKINOCOSMOのギタリスト、ブラボー小松が初の映画音楽を手がける。

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横須賀歌麻呂 コメント

下ネタは邪道だと言う人がいますが、誰がそんなこと決めたんでしょうか?誰も傷つけない笑いは素晴らしいと思いますが、罪深き人間の「業」をネタとして笑い飛ばすのが笑いの王道です。下ネタは古典であり、ワールドスタンダードであり、何より生活の一部です。下ネタを忌み嫌う女はだいたいご奉仕が下手だ! 魚の食べ方も汚い! とニーチェが言っていました。人間の「業」を描いた『東京アディオス』を楽しんでください。

村上淳 コメント

横須賀歌麻呂さん。本当に素晴らしいと思います。地下芸人とはなんぞや。というのが僕のこの作品をいただいたときの印象だったのですが、この作品を見て本当に最高だなと。じゃあ歌麻呂さんがTVで活躍する日がくるのか…。ネタのほとんどが放送コードにひっかかると思うのでピー音が鳴り止まないかなと。そしてやはり芸人さんだけあり芝居が素敵。初号試写の帰り道。自分なんてつくづく凡人だなと打ちひしがれて帰路に着いたのを忘れません。みなさまぜひ、劇場で。もう1度。ぜひとも劇場でご覧いただけたらとおもいます。

コムアイ コメント

まだ観れていないのですが、村上さんの奇人っぷりを観るのがたのしみです! 出番はすこしですが、女医の役をやらせていただいて、コスプレ楽しませてもらいました!

柳ゆり菜 コメント

とんでもない映画ができてしまいました。一人の男の人生の虚しさ、どうしようもなさ、ちょっとした生き甲斐をこれでもかという程濃厚に描いた作品です。何度も入れ替わるモノクロとカラーの画に、彼の目に世界がどう映っていたのかを教えられるようで切なくなったり可笑しくなったりして、感情が揺さぶられました。人生にちょっとした生きづらさを感じている不器用な人たちへの応援歌のような作品です。ぜひご覧ください!

※大塚の「塚」は旧字体。旁の左にテンがつく。

■公開情報
『東京アディオス』
10月11日(金)シネ・リーブル池袋にて全国公開
脚本:大塚恭司、内田裕士
出演:横須賀歌麻呂、柳ゆり菜、占部房子、藤田記子、チャンス大城、柴田容疑者、コムアイ、村上淳
配給:プレシディオ
(c)2018映画『東京アディオス』製作委員会
公式サイト:tokyo-adios.com

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