『ストレンジャー・シングス』『ゴジラ』出演で一躍スターに 15歳ミリー・ボビー・ブラウンの素顔

あなたが(実は)知らないミリー・ボビー・ブラウン

 さて、ここまでミリーの女優としてのキャリアに触れてきたが、実は彼女は多彩な女の子。ラップが好きで(ニッキー・ミナージュを崇拝)、ダンスも好き(シーアの「シャンデリア」で注目を浴びたマディ・ジーグラーちゃんは親友)。ちなみにリヴァプールや、海外ドラマ『ウォーキング・デッド』の熱血的なファン。しかし、意外にも知られていないのが、彼女が片耳の難聴を患っているということ。それを感じさせない演技、振る舞いには脱帽してしまう。もともと、歌うこと自体難聴のせいで自信が持てなかったミリー。しかし、気にせずに歌い始めたことで今やこんなに歌が上手くなっているのだ。

 そして何より、年々増す彼女の美しさには目を見張ってしまう。これで15歳、大人っぽすぎる。美しすぎる。成人する頃にはどんな風になっているのだろう。そんなミリーをファッション業界も放っておかない。イレブン役で注目を浴びたわずか13歳で、「カルバン・クライン バイ アポイントメント」のキャンペーンモデルに抜擢。その頃に大手のモデルエージェンシーIMGとも契約し、以降いくつものファッション誌の表紙を飾ったり、ルイ・ヴィトンをはじめとするメゾンからのラブコールが止まらなかったり。

 普段はコンバースを愛用するお洒落さんだが、13歳の時にジミー・チュウデビューを果たしているのにも驚きだ。彼女のInstagramからは、日々の衣装や私服コーデの写真だけでなく、その広い交友関係も伺える。

 先述の通り、ダンサーとして活躍するマディとは随分初期の頃から仲良し。さらに、共演者のノア・シュナップとはマブダチすぎて恋仲と勘違いされた。シーズン2から合流したマックス役のセイディー・シンクとは、プライベートでも仲が良さそうだ。他にも、同年代の女優であるソフィア・リリス(『IT/イット それが見えたら、終わり』べバリー役)とも友達。

 ユーモアもあって、とにかく茶目っ気のあるミリーは有名人からも超人気者。ジミー・ファロンやエレン・デジェネレス、ジェームズ・コーデンといった司会者はもちろん、ドレイクやテイラー・スウィフト、エド・シーランともツーショットを取っている。

 どんどん美しくなって、業界に染まっていくミリー・ボビー・ブラウン。しかし、彼女はまだ15歳。Instagramの投稿の中には、「学校の宿題に集中!」と年相応の投稿もあってホッとする。

 しかし、その文には続いて「女の子たちが教育を受けられる環境にあるのであれば、私たちの可能性は無限大」と、女性の教育環境に関するオピニオンまで発信。なんてしっかりしているんだろう。

 ミリー・ボビー・ブラウン。やっぱり、知れば知るほど好きになってしまう子だ。

■アナイス(ANAIS)
映画ライター。幼少期はQueenを聞きながら化石掘りをして過ごした、恐竜とポップカルチャーをこよなく愛するナードハーフ。レビューやコラム、インタビュー記事を執筆。
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■公開情報
『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』
全国東宝系にて公開中
出演:カイル・チャンドラー、ヴェラ・ファーミガ、ミリー・ボビー・ブラウン、サリー・ホーキンス、渡辺謙、チャン・ツィイーほか
監督:マイケル・ドハティ  
脚本:マイケル・ドハティ、ザック・シールズ
配給:東宝
(c)2019 Legendary and Warner Bros. Pictures. All Rights Reserved.
公式サイト:https://godzilla-movie.jp/

■配信情報
Netflixオリジナルシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』
シーズン1~2:独占配信中/シーズン3:7月4日(木)より独占配信
Netflix配信ページ:https://www.netflix.com/ストレンジャーシングス

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