マイク・リー監督最新作『ピータールー マンチェスターの悲劇』8月公開 イギリスの大虐殺を描く
『秘密と嘘』『ヴェラ・ドレイク』のマイク・リー監督最新作『Peterloo(原題)』が、『ピータールー マンチェスターの悲劇』の邦題で8月9日に公開されることが決定し、あわせて日本版ポスタービジュアルが公開された。
深刻化する貧困問題の改善を訴え、政治的改革を求めた民衆6万人がセント・ピーターズ・フィールド広場に集まった。そこに、民衆運動の鎮圧のため、英国政府の騎兵隊が群衆の中へ突っ込んだ。それが、非武装市民6万人に起きた悪夢“ピータールーの虐殺”だ。結果、多くの抗議者が亡くなり、数百名が負傷。この事件は、英国の民主主義において大きな転機となり、ガーディアン紙が創設される重要なきっかけとなった事件となった。
『007 スペクター』のロリー・キニア、『博士と彼女のセオリー』のマクシーン・ピークらがキャストに名を連ねた。なお、本作の製作プロダクションはアマゾン・スタジオ。膨大なリサーチの上、史実に基づいて監督自らが脚本を執筆し、臨場感を出すために3台のカメラで撮影された本作について、リー監督は「ピータールーの虐殺は、現代に蔓延する狂気や混乱に通じる重要な事件だ」とコメントしている。
■公開情報
『ピータールー マンチェスターの悲劇』
8月9日(金)TOHOシネマズ シャンテほかにて全国順次公開
監督:マイク・リー
出演:ロリー・キニア、マクシーン・ピーク、デヴィッド・ムースト、ピアース・クイグリー
配給:ギャガ
原題:Peterloo/2018年/イギリス/カラー/ビスタ/5.1ch/155分/字幕翻訳:牧野琴子
(c)Amazon Content Services LLC, Film4 a division of Channel Four Television Corporation and The British Film Institute 2018.
公式サイト:gaga.ne.jp/peterloo/