『ビューティフル・ボーイ』と『君の名前で僕を呼んで』、ティモシー・シャラメ出演作に共通点?
ティモシー・シャラメ主演映画『ビューティフル・ボーイ』が4月12日より公開される。
本作は、Netflixオリジナルドラマ『13の理由』の脚本を手がけたニック・シェフをモデルとしたヒューマンドラマ。8年という長い歳月をかけてドラッグ依存を克服した青年ニックと、彼を支え続けた家族たちの姿を描く。
主人公ニックをシャラメが演じるほか、ニックの父・デヴィッドを『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』のスティーヴ・カレルが演じる。ブラッド・ピットが代表を務めるプランBエンターテインメントが製作を担当し、『オーバー・ザ・ブルースカイ』のフェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲンが監督を務めた。
本作で堕ちていく息子・ニックを演じたシャラメは、日本でも数々の映画誌・女性誌で特集が組まれている。そんなシャラメを一躍世界的スターダムに押し上げた作品が、第90回アカデミー賞で4部門にノミネートされ、見事脚色賞を受賞した『君の名前で僕を呼んで』。17歳と24歳の青年の、初めての、そして生涯忘れられない恋の痛みと喜びが描かれた同作で、シャラメは初主演ながらオスカー主演男優賞候補にもなった。
そんな『君の名前で僕を呼んで』と『ビューティフル・ボーイ』との「ある共通点」がネットで話題を呼んでいる。それは、ポスターに入る2作品のキャッチコピーだ。2作品とも劇中の台詞をそのまま使用したものとなっており、『君の名前で僕を呼んで』は「何ひとつ忘れない」(原文:「I remember everything」)、『ビューティフル・ボーイ』は「すべてをこえて愛してる」(原文:「I love you more than everything」)と、共通して“everything”というワードが入っている。
この2作品の字幕翻訳は、『戦場のピアニスト』(2003年)、『ブラック・スワン』(2011年)、『アナと雪の女王』(2013年)、また現在公開中の『運び屋』なども手がけた字幕翻訳家・松浦美奈氏が担当。松浦氏はこの2作品のキャッチコピーにも使われた台詞に関して、「どちらも元々が素晴らしいセリフとシチュエーションなので、ごく自然に訳が浮かびました。素敵なセリフは、日本語もさらさらと出てきます」と述べており、また、「どちらの作品も象徴的なセリフに“evreything”が出てくるというのは偶然ですけど、何か運命的な縁を感じますね。映画の世界観を伝えられているという点でどちらも好きなセリフです」と語っている。
■公開情報
『ビューティフル・ボーイ』
4月12日(金)より、TOHOシネマズ シャンテほか公開
監督:フェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン
脚本:ルーク・デイヴィス
出演:スティーヴ・カレル、ティモシー・シャラメ
製作:PLAN B
配給:ファントム・フィルム
2018/アメリカ/120分/ビスタサイズ/R-15
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公式サイト:beautifulboy-movie.jp