チャーリー・ハナム×ラミ・マレック『パピヨン』公開日が6月21日に決定 日本版ビジュアルも

 チャーリー・ハナムとラミ・マレックが共演した映画『パピヨン』の公開日が6月21日に決まり、日本版ビジュアルが公開された。

 原作は、作家アンリ・シャリエールの壮絶な実体験を基にした終身刑囚“パピヨン”の13年に及ぶ命をかけた脱獄劇。1973年『猿の惑星』などの名匠フランクリン・J・シャフナー監督と、ハリウッドの異端児と呼ばれた脚本家ダルトン・トランボのタッグにより映画化され、パピヨン役スティーヴ・マックイーンの鬼気迫る熱演と、ダスティン・ホフマン演じる偽札作りの天才ドガとの熱い友情は多くの人々の共感と感動を呼び大ヒットを記録した。

 今回のリメイク版では、ハナムが主人公のパピヨンを演じ、マレックがドガ役を担当。第31回東京国際映画祭コンペティション部門に出品された『氷の季節』で、審査委員特別賞・最優秀男優賞をW受賞したデンマークの新鋭マイケル・ノアーが監督を務めた。

 今回公開された日本版ビジュアルは、パピヨンとドガが並んだ1973年版のポスターにオマージュを捧げながらも、よりスタイリッシュにアップデートされている。

 パピヨンを演じたハナムはヒット作の続編『パシフィック・リム2』のオファーを断り、本作を優先させたといい、「僕はマイケル・ノアー監督の大ファンで、ずっと一緒に仕事をする機会を熱望していた。それに、『パピヨン』は僕の青春時代にとって、非常に重要な作品だったんだ」とコメント。

 ドガ役には当初からマレックが候補のトップに挙がっていたが、多忙なスケジュールのせいで一時は出演が危ぶまれた。ハナムは「僕にとってラミ以外の選択肢はなかった。彼がドガを演じるというアイデアに固執するようになり、いよいよラミの出演が不可能な状況になりそうになった時、彼に電話をかけ、“ブラザー、やり抜こう!この映画を俺たちで実現させるんだ!”と言ったんだ。その時、僕らはお互いをよく知らなかったし、彼にとってはある種のプレッシャーだったと思う。でも、ありがたいことにラミは僕を受け入れてくれたんだ」と振り返る。

 『ボヘミアン・ラプソディ』で第91回アカデミー賞主演男優賞を受賞したマレックは、「『パピヨン』は僕に強い影響を与えた作品だったので、この物語のリメイクは非常に刺激的になると感じたんだ。新たな解釈をするには、十分な時が経っている。僕はホフマンの解釈するルイ・ドガが好きだ。そして僕は、このキャラクターをもう少し尖らせ、脆さを抑えた。ドガを演じることは本当に楽しいことだった」と語り、ノアー監督は「彼らはお互いの素晴らしさを引き出しあった。それが今回の映画化において、私が最も誇りに思うことの一つです」とハナムとマレックの息の合った脱獄コンビぶりを明かした。

■公開情報
『パピヨン』
6月21日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
監督:マイケル・ノアー
原作:アンリ・シャリエール
脚本:アーロン・グジコウスキ
出演:チャーリー・ハナム、ラミ・マレック、トミー・フラナガン、イヴ・ヒューソン
配給:トランスフォーマー
2017年/アメリカ/英語・スペイン/133分/シネスコ/DCP/カラー/5.1ch/原題:Papillon/G/日本語字幕:松浦美奈
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公式サイト:http://www.transformer.co.jp/m/Papillon/
ツイッター:@PapillonRebirth

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