劇団EXILE 小野塚勇人×八木将康、同期として切磋琢磨する日々 「互いに成長できる関係でいたい」
妖怪学園ドラマ『妖怪!百鬼夜高等学校』(BS日テレ)の舞台版が、2月27日より東京と京都にて上演される。本作は、オムニバス形式の妖怪×青春ドラマとして、個性的なキャラクターたちが多数登場。舞台版では百鬼夜高等学校の生徒たちが修学旅行へ出発し、京都に足を運ぶことになる。
今回リアルサウンド映画部では、ドラマ版から引き続き主演を務める劇団EXILE・小野塚勇人と、ゲストとして登場する八木将康にインタビュー。劇団EXILE内でも同期である2人に、本作の舞台裏から初共演の時の印象、そして互いの役者としての強みなど、語ってもらった。
「脚本の力を信じて、自然にやれば絶対に面白い」(八木)
――『妖怪!百鬼夜高等学校』の舞台は、ドラマに引き続き上演されます。ドラマの撮影では、共演者の方からいろんな刺激を受けたと聞きました。
小野塚勇人(以下、小野塚):みなさん、演技における反応がいいなと思います。雪女役の松村龍之介くんとか、僕が何かやるとすぐに拾ってくれて、そういう人がいると面白いですね。
八木将康(以下、八木):僕は基本、かまいたちの三人(長村航希、青木空夢)で一緒にいたので、ドラマではほかの方と絡むことは少なかったのですが、今回は舞台なので、思いっきり絡みたいですね。
――ドラマのときは、『架空OL日記』や『住住』の住田崇監督とは、どんなやり取りが?
八木:最初の衣装合わせのときに「ちょっと台本読んでもらえる?」と言われて読んでみたら、「その感じで大丈夫です」と。そこからは演じるたびに、「それいいね」とか、すべてにおいて肯定的でした。
小野塚:僕も衣装合わせのときにちょっと演じたら、「それで大丈夫です」と言われて「ほんとに?」と思ってたのですが、それは素に近い感じでやってほしいという演出だったんだなと。何も飾ることはなくそのままやってほしいという感じでした。気合入れてというよりは、力を抜いた感じがいい作用をする作品なので、自由にやらせてもらいました。
――ドラマの脚本を読んだときはどうでしたか? 例えば、普通のことが書いてあって、そこを膨らませて笑いにするタイプの台本もあるかと思いますが。
小野塚:脚本の段階からめっちゃ面白かったです。
八木:めちゃめちゃ面白くて声を出して笑っちゃうくらいの脚本でした。普通、そんなに脚本を見て笑うことはないのですが、ほんとに笑ったんですよ。だから、脚本の力を信じて、やりすぎずに、自然にやれば絶対に面白いんじゃないかなと思って、あえて色をつけたりとかはなかったです。
小野塚:本当にそんなに作りこむこともなく。脚本に書かれたままでやってイメージ通りのものになるなと。もちろん、僕らが慣れてしまうとつまらなくなるので、変えてみようかなと思ったときもありました。
――舞台はドラマの脚本も務めていた川尻恵太さんが、脚本・演出をしています。
小野塚:僕はトークショーでお話させていただいたので、そのときに舞台の構想を少し聞きました(※編集部注:取材は稽古開始前の1月23日に実施)。
八木:僕はまだお会いしてないのですが、脚本を読んだだけで、画が見えるシーンがあるし、かまいたちが出るところも、こんな感じでアドリブするんだろうなと想像できました。