松下奈緒が、再び漫画家の妻に 『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』本編映像

 2月22日公開の映画『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』の本編映像が公開された。

 原作は、2013年に WEB漫画サイト『くらげバンチ』にて連載がスタートした大人気エッセイ漫画。作者の宮川サトシが実際に体験した母との最期の日々から葬儀、そしてその後の生活の日々を母親への溢れる愛情をふんだんに散りばめて描き、AmazonレビューやSNSで話題沸騰となり、500万PVを記録した話題作だ。メガホンをとるのは、『さよなら渓谷』『日日是好日』などの大森立嗣監督。

 主演には『愛しのアイリーン』『下町ロケット』の安田顕。母・明子には、黒澤明・今村昌平など数多くの名監督とタッグを組んできた倍賞美津子。サトシを支える恋人・真里に NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』『まんぷく』の松下奈緒、父と兄には、石橋蓮司、村上淳と日本映画界を代表する俳優が集結した。

 突然がんを宣告され闘病生活を送る母と、その母を元気づけようと日々奮闘するサトシだが、そんな2人の心の支えとなるのは、本作の登場人物で唯一血縁関係ではない、サトシの恋人・真里。松下は、本作で連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』以来2度目の漫画家の妻役を演じることになる。

『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』本編映像

 公開された映像は、恋人時代の真里と明子のやりとりを捉えている。抗がん剤治療の副作用により、だんだんと髪が抜けていく明子が医療用ウィッグを試すシーン、前後反対に被ってしまい顔が隠れた明子に「お母さん、ゲゲゲの鬼太郎みたいですよ?」と、『ゲゲゲの女房』を連想させるセリフも飛び出し、和気あいあいとする将来の嫁と義母の様子が切り取られている。

 なお、「ゲゲゲの鬼太郎みたい」というセリフは脚本も手掛けた大森立嗣監督の遊び心によるものだが、そのあとの「おい鬼太郎!」という目玉おやじのモノマネは松下のアドリブだという。それに対し倍賞も「ケケケ!」と応戦する楽しげな様子に、本当の家族のような仲の良さが伺える。

■公開情報
『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』
2月22日(金)全国順次ロードショー
出演:安田顕、松下奈緒、村上淳、石橋蓮司、倍賞美津子
監督・脚本:大森立嗣
原作:宮川サトシ『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った』 (新潮社刊)
音楽:大友良英
主題歌:BEGIN「君の歌はワルツ」(テイチクエンタテインメント/インペリアルレコード)
配給:アスミック・エース
製作:「母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。」製作委員会
助成:文化庁文化芸術振興費補助金
2019 年/日本/カラー/ビスタ/5.1ch/108 分
(c)宮川サトシ/新潮社 (c)2019「母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。」製作委員会
公式サイト:http://bokuiko-movie.asmik-ace.co.jp/
公式Twitter:@bokuiko_movie

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