ルキノ・ヴィスコンティ『山猫 4K修復版』初の35mmプリント&デジタル同時上映決定
ルキノ・ヴィスコンティ監督作『山猫』が、ヴィスコンティの命日である3月17日より『山猫 4K修復版』として初めて35mmプリントとデジタルで同時上映されることが決定した。
イタリア有数の名門貴族の生まれであるヴィスコンティは、ココ・シャネル、マリア・カラスをも虜にし、アラン・ドロン、ヘルムート・バーガーなどの俳優をキャスティングしてきた。本作は、先ごろ引退を宣言したドロンをはじめ、バート・ランカスター、クラウディア・カルディナーレなどキャストの豪華さに加え、撮影に36日間をかけたといわれる大舞踏会シーンなど多くのエピソードに彩られている。
2010年に、マーティン・スコセッシ設立のフィルムファンデーションとGUCCIの資金提供により、1万2千時間をかけて復元された4K版を、35mmプリントとデジタルの両方で上映する。
■公開情報
『山猫 4K修復版』
3月17日(日)より東京都写真美術館ホールほか全国順次公開
出演:バート・ランカスター、アラン・ドロン、クラウディア・カルディナーレほか
監督:ルキノ・ヴィスコンティ
撮影:ジュゼッペ・ロトゥンノ
音楽:ニーノ・ロータほか
配給:クレストインターナショナル
原題:Il Gattopardo/1963年/イタリア=フランス合作/186分/カラー/シネマスコープ/モノラル/イタリア語版
公式サイト:http://www.crest-inter.co.jp/