沢村一樹が“記憶”をなくした刑事に 木曜ミステリー『刑事ゼロ』放送決定
沢村一樹主演の木曜ミステリー『刑事ゼロ』(テレビ朝日系)が、2019年1月よりスタートする。
本作は、“記憶”をなくした刑事=京都府警捜査一課・時矢暦彦(ときや・れきひこ)を主人公とした刑事ドラマ。優秀な刑事だった時矢はある事件がきっかけで、刑事になった直後から20年間の一切の記憶を失ってしまう。刑事は本来であれば場数を踏むことで能力を磨かれていく職業。経験値がリセットされてしまった時矢は、残っていた“生まれたての五感”と“洞察力”を武器に、思いもよらないアプローチで事件を解決へと導いていく。
時矢に襲いかかった記憶喪失の原因は、犯人を追いかける際に負った外傷だが、実は“心理的要因”が大きく影響していたという。物語とともに、時矢が記憶を失う直前に知ってしまった“ある秘密”についても明かされる。記憶をなくした時矢に舞い込んでくるのは、“密室殺人”“見立て殺人”“ダイイングメッセージ”など、本格ミステリー調かつ、ケレン味たっぷりな謎多き事件ばかり。そして、時矢と“記憶喪失”という秘密を共有することになるパートナーが佐相智佳(さそう・ともか)刑事。記憶を失う前の時矢に憧れていた彼女は、時矢が手がけた事件の調書をすべて読み込んでおり、今の時矢にとっていわば“外付けハードディスク”的役割。記憶喪失が周囲にバレないように奔走する、2人のコミカルなやりとりも見どころだ。
主人公・時矢暦彦を演じるのは沢村一樹。脚本は、『相棒』『科捜研の女』『スペシャリスト』(すべてテレビ朝日系)など刑事ドラマを手がけてきた戸田山雅司が担当する。濃密な人間ドラマを織り交ぜたサスペンスを1話完結形式で描いていくという。
コメント
沢村一樹(時矢暦彦 役)
『木曜ミステリー』という、長い間、皆さんに親しまれているドラマがずらりと並ぶ中に入れていただき、大変光栄です。“新参者”のようなフレッシュな気持ちで臨めるのではないかと、今、とてもワクワクしています。
僕はこれまで数多くの刑事を演じてきましたが、“時矢暦彦”は今まで演じたことのない刑事です。皆さんも“記憶ゼロ”の刑事にお目にかかることなんて、なかなかないと思います。そんな型破りな刑事が、京都という風情溢れる街で事件に挑んでいきます。
舞台となる京都では、当然ですが、東京では撮れない“画”を撮ることができます。そんな京都ならではの人情味や風情を感じていただけるような、そして幅広い世代の方に楽しんでいただけるような、新しいミステリーをお届けしていきたいと思っています。
僕には時矢のような特に優れた洞察力はありませんが、僕のスペックとしては“透視”ができます。それはもちろん冗談でして、洞察力は普通ですね。
もし仮に、僕が時矢のように記憶をなくしてしまったとしても、また俳優の仕事をやりたいと思う気がします。身体のどこかで役者をやっていることを覚えているような気がして…。できればさわやかな自分として生まれ変わりたいのですが、やっぱり3年くらいしたら“あのキャラ”に戻ってしまっているのでは(笑)。
時矢刑事が記憶をなくす前と後ではキャラクターがガラリと変わるのですが、記憶をなくした後の時矢の行動は、“誠実さ”がいちばん大きな比重を占めていると思います。“絶対に犯人を捕まえるんだ”ということより、被害者の気持ちを考えて、「この人を助けてあげたい」という思いで事件を解決していく…。そんな感じでベクトルが変わっていく、というのは意識して演じていこうと思っています。
テレビ朝日・横地郁英ゼネラルプロデューサー
沢村一樹さんが、初めて木曜ミステリーに登場します! 数多くの名作ミステリーを生み出してきたこの枠で、初めて“記憶がない主人公”が事件を解決します。沢村さんならではの、とぼけたコミカルな魅力と、ハードでヒロイックな魅力、両方を生かしたミステリードラマにしていきます。脚本の戸田山さんによる、毎回の謎解きは、定番からトリッキーなものまで、様々なテーマが続々出てきます。記憶がないなか、謎を解き明かしていく主人公の活躍をどうぞお楽しみにお待ちください。
■放送情報
木曜ミステリー『刑事ゼロ』
2019年1月スタート、毎週木曜午20:00~20:54放送
出演:沢村一樹
ゼネラルプロデューサー:横地郁英(テレビ朝日)
プロデューサー:川島誠史(テレビ朝日)、和佐野健一(東映)、望月卓(東映)
監督:及川拓郎
脚本:戸田山雅司
制作:テレビ朝日、東映
(c)テレビ朝日